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写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。きのこと家庭菜園の話題が多めです。


by at384
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先日『探偵!ナイトスクープ』で「イカタケを見たい」という依頼が取り上げられているのを見ましたが、きのこ、とりわけ腹菌類好きとしてはうらやましくて仕方がありません。

それからというもの、奇天烈で珍しくて臭い生き物が近所に生えてきたりしないものかなどと半ば本気で願ってすらいたのですが、なんと奇遇なことに、本当にそんなものが近所に生えていたのです。 既に新聞やテレビなどで取り上げられているのでご存知のかたも多いとは思いますが、神代植物公園の温室でショクダイオオコンニャク(スマトラオオコンニャク)が開花し始めたそうなのです。

f0108133_23283075.jpgきのこではありませんが、その生態や姿の奇天烈さ加減も、七年に一度ぐらいしか咲かないという珍しさも、そしてハエを受粉に利用するための肉の腐ったような悪臭も、イカタケにじゅうぶん匹敵するではありませんか。

窓から温室が見えるほど目と鼻の先に住まいながら、今まで知らずにいた間抜けさはともかくとして、これを見逃す手はありません。

さっそく今朝開園早々に乗り込んでみると、すでに温室は入場制限となって入口まで順番待ちの列ができています。 それでも三十分ほどで見ることができました。

今回咲いたものは肉穂花序がちゃんと育っていないために、大きさや悪臭は今ひとつではありますが、それでも異様な姿は迫力充分でした。

そして更に奇遇なことに、このショクダイオオコンニャクを見ていたとき、その根元に何やら別の怪しげな姿があるのに気付きました。

f0108133_23283575.jpg鉢に指してある名札の裏側と、ショクダイオオコンニャクのすぐ脇に、薄黄色いきのこが生えているのです。

鉢の周囲が立ち入り禁止になってあまり近付けないので、はっきりと姿を確認することができませんでしたが、雰囲気的に小型のカラカサタケの仲間のようです。 若干色は薄めですが、黄色っぽい色からコガネキヌカラカサタケかもしれません。

f0108133_23281660.jpg昨日妻が撮ってくれた写真では姿が認められないので、おそらくこの一日の間に生えてきたものと思われます。

あくまで私の主観ではありますが、温室で大事に育てられているところにちゃっかり相乗りし、開花と合わせるようにぬけぬけと生えてくるお調子者ぶりが、まさにきのこ的という気がして、声にこそ出しませんが「あっぱれ」と声をかけたくなりました。

[写真] ショクダイオオコンニャク:高さ幅約1m


神代植物公園温室(東京都調布市)


RICHO CX3

by at384 | 2011-12-02 00:46 | 植物 | Comments(0)
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私の住んでいる集合住宅の敷地の一角に、大きなタイサンボクの樹があるのですが、その花が今咲きどきを迎えています。

あまり詳しくないので、調べたことの寄せ集めなのですが、タイサンボクは北米原産のモクレン科の常緑樹で、百三十年ほど前に日本にやってきたそうです。 つやつやした固そうな葉をもち、初夏に二十センチ近くにもなる白くて巨大な花を咲かせ、花からはモクレン科の花によくある、甘い芳香が漂ってきます。

モクレン科は原始的な特徴をよく残した植物と言われ、恐竜が闊歩していた白亜紀の地層からも種族の化石が出てくるそうで、どのみち伝聞なので詳しいことは省略しますが、その特徴はさておき、タイサンボクの何から何まで大味な感じは、古代の巨大な生物が跋扈していた頃を連想させるものがあります。

モクレン科と言えば、器代わりにもなる巨大な葉を持つホオノキもやはり大作りですし、葉は小さめですがユリノキも巨木になり、コブシも木そのものは相当大きくなるので、そんな古代の名残をどこかに抱えているのかもしれません。

私はこのモクレン科の植物が大好きで(種の名前となっているモクレンは今一つなのですが)、原始的なところから来るのか、例えば巨大さゆえの緻密さに欠けるどこか間の抜けたような雰囲気に親近感を抱いてしまいます。 特にコブシはその花の緩い感じや、特徴的面白い実など、興味は尽きません。

何より花より団子派の私にとっては、香りのほとんどないサクラや、食欲を誘わないバラの香りより、甘い香りがするという点がいいのかも知れません。 と言いつつ、モクレン科の花は香りだけで蜜はなく、蜜をうまく使うのはむしろバラ科のほうなのですが。

[写真] タイサンボクの花:直径約20cm



PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2011-06-05 10:25 | 植物 | Comments(0)

梅とメジロ

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昼食がてら、ふらっと神代植物公園の脇を通ったところ、園内の梅林から梅の花のよい香りが風に乗って漂ってきました。 そこで昼食後に立ち寄ってみると、まだ早いのではという私の勝手な思い込みに反して、かなりの数の梅が咲いており、既にほぼ満開になっているものもありました。

あまり風流を解さない私は、梅の花を見るなどまずしたこともありませんでしたが、花の美しさは別として、園内に満ちていた香りは甘酸っぱいような清々しいもので、少なくとも鼻では満喫しました。

f0108133_19234988.jpgそうこうしているうち、チチチと甲高いさえずりが響いたかと思うと、何羽ものメジロがどこからか飛んできて、いっせいに花をついばみ始めました。

夢中でついばんでいる様子なので、写真でも撮ってみようと構えてはみましたが、こちらが近付くのを察してか、すぐに樹から樹へと飛び移ってしまい、なかなか上手く捉えることができません。

f0108133_19235667.jpg梅の香りはどこへやら、メジロを追いかけながらしばらく行くと、何が気に入ったのかメジロはようやっと一本の大きな紅梅に落ち着き、しばらくの間そこで腰を据えて花をついばみ始めたので、何とかメジロを撮ることができました。

ところで、今まであまり気にしていませんでしたが、いろいろ見較べてみると、花の形も個性に富んでいます。 ちなみに上の写真は、個人的にいちばん「天神様」の印象に近いと思った花で、「塒出の鷹枝垂」(とやでのたかしだれ)という品種だそうです。

[写真] 梅の花:直径約1.7mm, メジロ:体長約10cm



PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2011-02-06 21:09 | 植物 | Comments(0)

ホオノキの花

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先週の土曜日に神代植物公園内を散策していたところ、芝生広場の外側に二十センチもあろうかという巨大な花を咲かせている木を見つけました。 何だこれはと思い近付いてみると、ホオノキです。

f0108133_23225644.jpgホオノキと言えば朴葉味噌など食器代わりにも使えるほどの巨大な葉を付けるぐらいなので、このくらいの花を咲かせても不思議ではありませんが、花弁も肉厚でがっしりした感じで、中華のレンゲのようにも見えなくはありません。葉っぱが食器なら花まで食器のようとは面白い偶然です。

花が大きければ当然ではあるのですが、雄しべや雌しべも巨大で、見ていると何だか巨大生物の島にでも迷い込んだかのように錯覚してしまいます。

面白いので妻と大騒ぎしながら、あっちから眺めたり、こっちから眺めたりしつつ写真を撮っていると、通りすがりの方々もつられて立ち止まり、気が付くとちょっとした人だかりができてしまい、少々気まずくなってすごすごと逃げるようにその場を離れました。

f0108133_23231075.jpgところで、私は不勉強ゆえ知らなかったのですが、帰ってから調べて、ホオノキはモクレン科だと知りました。 そう言えば花の形がモクレンやコブシに似ています。 モクレン科の花は芳香を持つものが多いそうで、ホオノキの花もよい香りがするそうなのですが、残念ながら花の位置が高すぎてわかりませんでした。

ちなみに先週末はどういうわけか、モクレン科の樹木に縁がありました。 この日は同じ神代植物公園内のユリノキの前で、新芽の出方が面白いとひとしきり妻と盛り上がっていましたし、その翌日には、別の場所にあるバス停で強烈に甘い匂いが漂ってくるので何かと思って見回すと、みるからにモクレン科といった花が咲いており、かえって調べてみればカラタネオガタマだったのでした。

元々、樹形や花の咲き方、それと何より面白い実のなりかたでコブシが大好きなので、同じモクレン科の樹木について色々と調べるきっかけができて、よい経験をしました。

[写真] ホオノキの花:直径約20cm



PENTAX K-7 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

by at384 | 2010-05-23 00:32 | 植物 | Comments(4)
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昨日の早朝、深大寺付近を散策しているとき、深大寺境内にあるナンジャモンジャの木に花が咲き始めているのに気付きました。

ナンジャモンジャと名の付く木はヒトツバタゴ、クスノキなどいくつかあるようで、深大寺の木はヒトツバタゴです。

この木、深大寺では妙に人気があるようで、写真を撮っていると近くを散策中のご婦人が「今年も咲き始めましたね」と話しかけてこられ、その後も花に気付いた方々が入れ替わり立ち替わり集まってこられました。

確かに白くて可愛らしい花で、いかにもモクセイ科らしい、大量の花がわっと咲く様子も見事なのですが、花や木の色形だけとってみれば、これといって目立った特徴のあるわけでもなく、何の変哲もない花と言えなくもないようにも思えます。にもかかわらず、花が咲くと新聞の地域情報欄などに載るなど話題になり、毎年楽しみにしている人もいるほどの人気があるのには、ナンジャモンジャという名前も一役買っているのではないでしょうか。

[写真] ヒトツバタゴの花:直径約2cm



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by at384 | 2010-05-03 10:05 | 植物 | Comments(0)

花喰い鳥

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もう桜の時期も終わろうとしていますが、先日、深大寺通りの桜並木にあるバス停(深大寺入口)でバスを待っていたところ、本来ならひらひらと花びらが散るはずの桜なのに、なぜかツバキのごとく花ががくに付いたままいくつも落ちてきます。

f0108133_733264.jpg落ちてくる花はがくを下にして水平にくるくる回転しながら、ふんわりふんわりと落ちてくるのですが、次々と落ちてくる様子は、変だとは思いながらも、これはこれで楽しげな感じで、面白がって見ていました。

そのうち、一緒に見ていた妻が、上に鳥がいることに気付きました。桜の花に隠れてよく見えなかったのですが、どうやら色や形からヒヨドリのようです。花が丸ごと落ちてくるのは、ヒヨドリが蜜目当てで花をついばんでいるためでした。

*** 後日、新聞で見たのですが、ヒヨドリはちゃんと花にくちばしを突っ込んで蜜を吸うので、このように花がもげることはなく、こうなるのは最近になって蜜の味を覚えたスズメの仕業だそうです。

そうわかって改めて落ちた花をよく見てみると、確かにがくの基部が喰いちぎられたように不整になっており、落ちた花にはアリが来ていました。

人に聞くと、鳥が桜を喰い散らかすのはよく見る光景とのことで、おそらく私も気付いていなかったのでしょう。それにしても、たった一羽のようでしたが、たくさんの花がくるくるふわふわと落ちてくる様はなかなか幻想的で、面白い体験をしました。

[写真] 喰い散らされた桜:直径約2cm



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by at384 | 2010-04-11 08:02 | 植物 | Comments(0)

クロモジの花

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先日、神代植物公園内をぶらっと散歩している時に遭遇したものです。枝の先端にカニ爪コロッケのような形の面白い花が咲いているのを見つけ、近寄って名札を確認したら、クロモジでした。

クロモジと言えば、和菓子を食べる時につきものなので馴染みはあるのですが、生えているところも、花も見たのも初めてです。ちょくちょく訪れている神代植物公園ですが、ここにクロモジが生えていたとは気が付きませんでした。きのこを探して下ばっかり見ているので、当然ではありますが。

f0108133_1119141.jpgちなみにこの直後、近くの池の脇に人だかりができていて、何かと思って行ってみるとカワセミです。妻は何度か野川で見ているそうですが、私は初めて自分の目で見ました。

近くにカラスがうろついていたので、警戒してほとんど動きませんでしたが、一度だけ水に飛び込むところも見られて、色々と好奇心を刺激された一日でした。

[写真] クロモジの花:直径約5mm



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by at384 | 2010-03-28 11:46 | 植物 | Comments(0)
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本来ならマツバボタンの写真にしたかったのですが、最近ほとんど見かけなくなってしまいましたので、同類のポーチュラカの写真を載せます。

昔は庭にマツバボタンを植えている家が多く、夏になると路傍にもこぼれ種から生えたマツバボタンが点々と咲いていたものです。私は子供の頃から、よく言えば好奇心が強く、悪く言えば新奇なものには不用意に手を出す頭の悪い子で、しょっちゅう毒虫に刺されたり、雑草で手を切ったりかぶれたりしていたのですが、当然のことながら通学路にあるマツバボタンも葉や花を突っついていました。

f0108133_9363294.jpg優秀な今の子供なら既に知識として解っているのでしょうが、マツバボタンの花を突っついているうち、雄しべに触れると周囲の雄しべが一斉に集まってくる、という習性に気付きました。残念ながら賢い子供ではなかったなかったので、最初は理由も考えず、ただ面白がって突っついていたのですが、何度も繰り返すうちにさすがの私も、これはもしや、蜜を吸おうとやってきた虫に、より多くの花粉をくっつけるための仕掛けではないかと思うようになりました。

とにかく賢くない子供だったので、図書館で調べるとか、親や学校の先生に聞くという手段すら思い付かず、理由に気付くまでにおそらく何年もかかって、数えきれないほどのマツバボタンの花を突っついたように思うのですが、そのおかげで幸か不幸か、雄しべが動く習性を自らの体験で知り、その理由を自分で考えて理解することになりました。

ある日突然ひらめいたとか、自らの人生の大きな転換点となったとか言うほどの劇的なものではありませんでしたが、このことをきっかけに、移動できない植物が生存や繁殖のためにとる巧妙な作戦の面白さに目覚めたのは確かです。残念ながら現在は生物学とはまったく縁のない職業に就き、あくまで趣味としてしか接していないものの、大げさですが、植物や菌類のこうした習性を観察することは、単調になりがちなサラリーマン人生を豊かにしてくれています。

そんなわけでマツバボタンの花は、自分にとっては思い入れのある、特別な意味を持つ存在で、いまだに私はマツバボタンやポーチュラカの花を見つけると、時々こっそりと指で雄しべを突っついて楽しんでいます。

[写真] ポーチュラカの花:直径約2cm


下の写真は指で突っついた後、雄しべが集まってきたところ


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by at384 | 2008-09-28 09:38 | 植物 | Comments(2)

白いネジバナ

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先日の朝、近所の公園脇を通りかかったところ、草むらの中に見慣れぬ白い花を見つけました。気になったので、立ち止まって覗き込んだところ、白い花のネジバナです。

白いといっても、よく見ると完全な白というわけではなく、下のほうに付いた一部の花はうっすらと桃色を帯びています。かといって、雨か何かで色が抜けたというわけではなさそうで、先端部のつぼみはほぼ真っ白なので、元々こういう個体なのだと思います。

家に帰って調べてみたところ、白いネジバナというのは結構知られているようで、ブログなどでもかなり取り上げられていました。とは言うものの、やはり普通に見かける桃色のものに較べれば珍しいらしく、園芸店などでも桃色より高値で取引されているようです。

日本においては、本来白くないものが白いというのは何かにつけ有り難がられるようで、子供の頃、近所で白いヘビを見たことがあるのですが、祖母に言うと「白蛇は神様の使いなのだから、滅多なことを言うもんじゃない。」とたしなめられたことがあります。そんなこと言われたって、本当にいたのにと納得いかなかったのですが、それはともかく、白い変種は単に珍しいを超えて、神聖なもの、高貴なものという扱いを受けているように思えます。

ちなみにこの白いネジバナですが、翌朝ここを通った時には、既に無くなっていました。きっと誰か愛好家が持っていったのでしょう。

[写真] ネジバナ:草丈約15cm



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by at384 | 2008-07-13 15:41 | 植物 | Comments(0)

シシトウ開花

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ベランダ菜園2008: 15


じわじわと膨らんできたシシトウの花がついに開きました。

シシトウの花は花柄が伸びてきて、やがて下向きになって開きます。がくの形がもうシシトウのへたの形になっており、今から期待を抱かせます。

f0108133_01416.jpgf0108133_013134.jpgシシトウの花はナス、トマト、ジャガイモなどの典型的なナス科の花の形をしているのかと思っていましたが、形状は若干異なっており、おしべが中心に密集して立つことなく、開いています。トウガラシの花は子供の頃に見ていたはずなのですが、すっかり忘れていました。

ところで、我が家のプランターには二株のシシトウが植わっていますが、よく見ると双方の株でおしべの色が若干違っています。時間的な変化によるものなのか、遺伝形質の違いなのかはわかりませんが、一方は青紫色、もう一方は赤紫色です。こういうのを見ると、まったく根拠がないながら、どちらかが激辛なのではとまた疑いたくなります。

[写真] シシトウの花:直径約5mm



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by at384 | 2008-05-28 23:50 | 植物 | Comments(0)