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写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。きのこと家庭菜園の話題が多めです。


by at384
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私の住んでいる集合住宅の敷地の一角に、大きなタイサンボクの樹があるのですが、その花が今咲きどきを迎えています。

あまり詳しくないので、調べたことの寄せ集めなのですが、タイサンボクは北米原産のモクレン科の常緑樹で、百三十年ほど前に日本にやってきたそうです。 つやつやした固そうな葉をもち、初夏に二十センチ近くにもなる白くて巨大な花を咲かせ、花からはモクレン科の花によくある、甘い芳香が漂ってきます。

モクレン科は原始的な特徴をよく残した植物と言われ、恐竜が闊歩していた白亜紀の地層からも種族の化石が出てくるそうで、どのみち伝聞なので詳しいことは省略しますが、その特徴はさておき、タイサンボクの何から何まで大味な感じは、古代の巨大な生物が跋扈していた頃を連想させるものがあります。

モクレン科と言えば、器代わりにもなる巨大な葉を持つホオノキもやはり大作りですし、葉は小さめですがユリノキも巨木になり、コブシも木そのものは相当大きくなるので、そんな古代の名残をどこかに抱えているのかもしれません。

私はこのモクレン科の植物が大好きで(種の名前となっているモクレンは今一つなのですが)、原始的なところから来るのか、例えば巨大さゆえの緻密さに欠けるどこか間の抜けたような雰囲気に親近感を抱いてしまいます。 特にコブシはその花の緩い感じや、特徴的面白い実など、興味は尽きません。

何より花より団子派の私にとっては、香りのほとんどないサクラや、食欲を誘わないバラの香りより、甘い香りがするという点がいいのかも知れません。 と言いつつ、モクレン科の花は香りだけで蜜はなく、蜜をうまく使うのはむしろバラ科のほうなのですが。

[写真] タイサンボクの花:直径約20cm



PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2011-06-05 10:25 | 植物 | Comments(0)

ホオノキの花

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先週の土曜日に神代植物公園内を散策していたところ、芝生広場の外側に二十センチもあろうかという巨大な花を咲かせている木を見つけました。 何だこれはと思い近付いてみると、ホオノキです。

f0108133_23225644.jpgホオノキと言えば朴葉味噌など食器代わりにも使えるほどの巨大な葉を付けるぐらいなので、このくらいの花を咲かせても不思議ではありませんが、花弁も肉厚でがっしりした感じで、中華のレンゲのようにも見えなくはありません。葉っぱが食器なら花まで食器のようとは面白い偶然です。

花が大きければ当然ではあるのですが、雄しべや雌しべも巨大で、見ていると何だか巨大生物の島にでも迷い込んだかのように錯覚してしまいます。

面白いので妻と大騒ぎしながら、あっちから眺めたり、こっちから眺めたりしつつ写真を撮っていると、通りすがりの方々もつられて立ち止まり、気が付くとちょっとした人だかりができてしまい、少々気まずくなってすごすごと逃げるようにその場を離れました。

f0108133_23231075.jpgところで、私は不勉強ゆえ知らなかったのですが、帰ってから調べて、ホオノキはモクレン科だと知りました。 そう言えば花の形がモクレンやコブシに似ています。 モクレン科の花は芳香を持つものが多いそうで、ホオノキの花もよい香りがするそうなのですが、残念ながら花の位置が高すぎてわかりませんでした。

ちなみに先週末はどういうわけか、モクレン科の樹木に縁がありました。 この日は同じ神代植物公園内のユリノキの前で、新芽の出方が面白いとひとしきり妻と盛り上がっていましたし、その翌日には、別の場所にあるバス停で強烈に甘い匂いが漂ってくるので何かと思って見回すと、みるからにモクレン科といった花が咲いており、かえって調べてみればカラタネオガタマだったのでした。

元々、樹形や花の咲き方、それと何より面白い実のなりかたでコブシが大好きなので、同じモクレン科の樹木について色々と調べるきっかけができて、よい経験をしました。

[写真] ホオノキの花:直径約20cm



PENTAX K-7 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

by at384 | 2010-05-23 00:32 | 植物 | Comments(4)

クロモジの花

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先日、神代植物公園内をぶらっと散歩している時に遭遇したものです。枝の先端にカニ爪コロッケのような形の面白い花が咲いているのを見つけ、近寄って名札を確認したら、クロモジでした。

クロモジと言えば、和菓子を食べる時につきものなので馴染みはあるのですが、生えているところも、花も見たのも初めてです。ちょくちょく訪れている神代植物公園ですが、ここにクロモジが生えていたとは気が付きませんでした。きのこを探して下ばっかり見ているので、当然ではありますが。

f0108133_1119141.jpgちなみにこの直後、近くの池の脇に人だかりができていて、何かと思って行ってみるとカワセミです。妻は何度か野川で見ているそうですが、私は初めて自分の目で見ました。

近くにカラスがうろついていたので、警戒してほとんど動きませんでしたが、一度だけ水に飛び込むところも見られて、色々と好奇心を刺激された一日でした。

[写真] クロモジの花:直径約5mm



PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2010-03-28 11:46 | 植物 | Comments(0)

深大寺のシダレカツラ

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深大寺の辺りを散策していたところ、境内で果物のような甘酸っぱい、いい香りが漂ってきました。カツラの落ち葉の香りです。

f0108133_6291581.jpg周囲には一見してカツラの樹と思えるものはなく、一体どこにあったのだろうかと、ふと周囲を見回すと、何のことはない、すぐ脇にカツラの樹はありました。

しかしこの樹、確かに葉の形や幹のごつごつした感じなど、よくみれば確かにカツラなのですが、公園などでよく見慣れたカツラの樹とは異なり、面白いことに何と枝垂れています。そして幹には「シダレカツラ」の札がちゃんとかかっています。

あまり植物に詳しいほうではなく、目に入った植物を片っ端から同定して行くという習慣がないので、単によく知らない樹として見過ごしていました。調べてみると珍しい種類らしく、盛岡のお寺に有名なものがあるそうなのですが、初めて見ました。

ちなみに、カツラの落ち葉の匂いはよく、「甘い」や「砂糖菓子のような」と言われているようですが、私の鼻には甘酸っぱい匂いと感じられ、葡萄のマスカットに似ているように思えます。あまり、このような表現は見当たらないのですが、嗅覚がおかしいのでしょうか。

[写真] シダレタツラ:葉の幅約5cm



PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2009-08-19 06:54 | 植物 | Comments(0)

桜の花外蜜腺

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以前にも取り上げたことのある話題ですが、先日近所の桜並木を通りかかったとき、根元から生えた若い枝を蟻が行き来しているのを見つけました。その蟻の行き先を目で追って行くと、葉の付け根にある蜜腺に何匹もの蟻がしがみついて、蜜を吸っています。

f0108133_23565195.jpgしばらくすると蜜腺の蜜を吸い尽くしたのか、蜜腺を離れて枝の付け根を戻って行き、また別の葉に移動して行きます。話には聞いていましたが、こうして実際に蜜腺が機能しているところを見るのは初めてでした。

[写真] 桜の花外蜜腺:直径約1.5mm



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by at384 | 2008-05-27 23:54 | 植物 | Comments(0)

桜の樹液

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近所の桜並木には樹齢の古そうな樹がたくさんあり、それらの幹にはあちこちから樹液がだらだらとしみ出ています。

先日その中のある一本の横を通ったとき、真新しい樹液が今にも垂れ落ちそうな状態でしみ出ているのを見つけました。桜の樹液はすぐに茶色っぽくなってしまうのですが、真新しいその樹液は透き通って、まるで蜂蜜のように見え、思わず舐めてみたくなりました。さすがに舐めはしませんでしたが、甘いのでしょうか。

[写真] 桜の樹液:高さ約3cm


武蔵野市内(東京都武蔵野市)


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by at384 | 2008-05-22 00:13 | 植物 | Comments(0)
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前回に引き続き、金沢旅行の話です。

兼六園の周囲をバスで通ったとき、妙なことに気付きました。石垣の上に生えている、おそらくツツジかサツキだと思うのですが、ことごとく石垣の端から溶けたチーズよろしく、てろーんと垂れ下がっているのです。庭園や城壁には詳しくありませんが、こんな形は他では見たことがないように思えます。

ダリの『柔らかい時計』に描かれた風景を見るようで、面白い眺めなのですが、一体何のためにこんなことをしているのでしょう。聞いた話では、金沢城は敵が攻めにくいよう、いろいろと仕掛けを施しているのだそうですが、これも城壁を乗り越えにくくするための策でしょうか。

[写真] 兼六園周囲の石垣:高さ約2m



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by at384 | 2008-01-20 16:54 | 植物 | Comments(0)

たれそうな桜の樹液

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近所の桜並木を歩いていてふと上を見たところ、今にもたれそうな形のまま固まっている、桜の樹液を見つけました。

以前にも取り上げたのですが、近所の桜は本当に樹液をよく出します。

[写真] 桜の樹液:幅約5mm



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by at384 | 2007-12-25 00:04 | 植物 | Comments(0)

はけの森と北風と竹の音

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美術好きの妻に付き合って、『堂本印象美術館展』を開催中の、小金井市にある「はけの森美術館」に行きました。私は写真音痴というだけでなく芸術全般に疎いので、申し訳ないことに美術展そのものよりも、美術館の裏手にある庭の散策で盛り上がってしまいましたが、併設の古い家屋を使った喫茶室(オーブンミトンカフェという、結構名の知れたお店だそうです)もあり、なかなかいい場所です。

「はけ」というのは多摩川やその支流によって作られた河岸段丘崖のことで、そのおかげでこの辺りはどこに行っても、道を南北方向に進んで行くと坂や急な斜面に出くわします。多摩地区で生まれ育った私は、「はけ」の存在や成り立ちを明確に知識として把握していたわけではないのですが、記憶の中にこの地形が焼き付けられているようで、雑木林と崖という、このような場所にいると妙に居心地のよさを感じます。

はけのことを取り上げるたびに触れているのですが、黒井千次氏の小説『春の道標』の場面を彷彿とさせるような、記憶の奥底にある、どことなく懐かしい風景と重なるのかも知れません。

訪れた日は北風が強く吹いて寒い日だったのですが、この「はけの森」の中にある竹林の脇を歩いていると、どこからかしきりに「ぱきぱき」という乾いた音がします。誰かいるのかと思って見回すのですが人のいる気配はなく、不思議に思って見回しているうち、ようやっと音の正体がわかりました。

「ぱきぱき」という音は、高くのびた竹が北風で揺れるたびに隣の竹と枝同士が引っかかり、引っかかった枝がまた外れる際に、弾かれて出る音でした。妙に大きく響くのは、周囲が静かなせいもありますが、竹の節の間の空洞で共鳴しているのかもしれません。風流など縁遠い私ですが、北風で揺れる竹と、枝の弾かれるこの乾いた音は、何となく冬の訪れを感じさせる雰囲気を感じさせました。

[写真] 竹:直径約6cm



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by at384 | 2007-11-25 10:59 | 植物 | Comments(0)

青山通りの蛾だらけの木

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先日所用があって、青山通りを赤坂見附方面から青山一丁目に向かって歩いている時、街路樹のプラタナスの葉に、小さな黒っぽい蛾が大量にたかっているのを見つけました。

f0108133_2125235.jpg彼らはあちこちの葉っぱの上に点々と、特に動く様子もなくとまっています。小さな蛾で、目玉模様などの不気味な模様がないため、それ自体はさほど気持ち悪くはないのですが、全体の半数ほどの葉っぱにそれぞれ一匹から数匹の蛾がとまっているため、何か天変地異でも起きるのではと思ってしまうような、怪しげな雰囲気です。

蛾と言っていますが、実はその時は蝶か蛾か判断付かず、後から調べてわかったもので、正体はホタルガという蛾でした。ホタルガといっても発光するわけではなく、頭が赤で羽根が黒いところがホタルのようだという理由だそうです。

なるほど、改めて撮った写真を見ると、赤い頭がしっかり写っています。そしてよく見ると、黒い触角にうっすらと青い光沢が見られ、白い横線も相まってなかなかきれいな蛾です。

で、家に帰って調べたところ、この蛾の幼虫は榊の害虫だそうで、成虫とは異なり、充分に気持ち悪い毛虫でした。成虫だけ見た時は、蛾や蝶の苦手な私でも許容範囲かと思えたのですが、やはり私にはだめでした。

ところで、この蛾、プラタナスの葉っぱで一体何をしていたのでしょうか。結局わかりませんでした。

[写真] ホタルガ:体長約1.5cm


青山通りにて


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by at384 | 2007-06-15 22:13 | 昆虫・節足動物 | Comments(0)