
最近、我が家にアシダカグモが棲み付いています。
先日、家の外壁に貼り付いているのを見つけたのですが、そおっと近付いたところ、すすっと土台と壁の継ぎ目の間に入って行ってしまいました。 そしてその数日後、どこをどう通って来たのか、家の中に現れたのです。

その後家の中で見つけた際に、欠けていた脚のところに新しい脚が再生していたことで同一のクモだと判別できました。 家の中で見つけた後一度脱皮をしており、抜け殻が階段に落ちていたのですが、その脱皮で再生したのかもしれません。
我が家ではクモを大事にしていることもあり、大型のアシダカグモは最高の守り神です。 この周辺は比較的自然環境の豊かなこともあって、実際庭でも野生のゴキブリが歩き回っている状態ですので、ぜひとも家の中の害虫駆除に活躍してくれることを願っています。
ちなみにこのアシダカグモ、妻の提案で名付けることにし、「チャーリー」と呼んでいます。
[写真] アシダカグモ: 体長約4cm
OLYMPUS Tough TG-5

いよいよきのこの最盛期ということで八国山緑地に出かけました。

歩いている手前に手を出してみたところ、普通なら避けて行くところを、珍しく手に這い上がって来ました。 そのままかなりの速さでちょこちょこと歩き回りながら腕を登ってくるので、地面に戻そうと突っついていたところ、驚いたのか手におしっこが。
アカスジキンカメムシは他のカメムシのように臭くないと聞いてはいましたが、恐る恐る嗅いでみたところ...無臭でした。
[写真] アカスジキンカメムシの幼虫: 体長約1cm
OLYMPUS TG-3 Tough

深大寺の参道脇にいたアシダカグモです。 これでも他のクモと較べれば充分大きいのですが、アシダカグモとしてはまだまだでしょう。
我が家の壁にいたのを妻が見つけたものの、私は脱皮した抜け殻を見ただけだったので、別の個体とはいえ見られたのは幸いでした。
ちなみに親子連れの女の子が見つけ、お父さんに写真を撮って欲しいとせがんでいて、お父さんは苦手らしくそのまま立ち去ろうとしていたのですが、私が写真を撮ったのを見た女の子が自分もとさらに強くせがんだため、お父さんも撮らざるを得なくなったようでした。
[写真] アシダカグモ: 体長約5cm
OLYMPUS STYLUS 1s

アリの仕事っぷりはいつ見ても面白いので、過去にも何度か取り上げているのですが、またアリの仕事を撮影する機会があったので記事にしてみました。

アリの習性からしてその場でお墓を作るのかと思っていたのですが、あまりに大きすぎてお墓を作るにも時間が掛かると踏んだのでしょうか、まずは物陰に引っ張って行き、そこでゆっくりお墓を作ったようです。 獲物の大きさに応じてそんな技を使うとは思っておらず、たいへん驚かされました。

右の写真は死骸を置いてから10分後くらいした時のもので、そこからさらに45分ほど経ったのが上の写真です。 置いて早々にコオロギの頭はもぎ取られたのですが、45分後のものではコオロギの周囲に積み上げられた砂粒の量がうっすらと増えています。
そして面白いのはお墓作りと並行して、コオロギの胸部の下あたりにトンネルの出口が作られていることです。 以前にセミの死骸を置いた時もそうだったのですが、お墓で死骸を隠すいっぽうで、解体して巣に運ぶために獲物の下にトンネルを延長しているのでした。 相変わらずの素晴らしい仕事っぷりです。

今回は作業の様子を最初の時点と45分後の2回に分けて動画にも撮ってみたのですが、改めて見返して面白いことに気付きました。 アリたちがせっせと死骸の周りに砂粒を運んでくるのが映っているのですが、よくよく見ると運んでくるやつがいる一方で、なぜか持って来た砂粒をまた遠くへ運び去ってしまうやつもいるのです。
以前観察した時も思ったのですが、アリたちは1匹づつに注目すると、しばしばかなりデタラメな行動に出ています。 ただ、全体として見たときにはお墓作りというあるべき方向性に進むほうが多いようで、少しずつ目的の達成に向かってゆくのでしょう。
そんなところに注目して動画を見ていただければと思います。
[写真] コオロギの死骸: 体長約3cm
OLYMPUS TG-3 Tough

今年はキュウリがモザイク病にやられて全滅してしまい、七月に入って種から再度育て始めたのですが、それもなんだか怪しい感じになっています。

連作障害を避けるべく植える場所は気を付けていたのですが、もはや場所の問題ではないようで、何らかの対策を打たねばなりません。

見るとキイロテントウの幼虫で、成虫の姿も葉のあちこちに見られます。 困りもののウドン粉病の菌を一心不乱に食ってくれている頼もしい味方ではあるのですが、この小ささではさすがにウドン粉病を完全に駆逐するのは不可能でしょう。
キイロテントウにとってはまるでお菓子の家にでも住んでいるようで、まさに天国なのですが、よくよく考えるとキイロテントウが寄ってくる以前にウドン粉病が発生しないほうが遥かにましなわけで、この状況を喜んでよいのか、どうも複雑な気分ではあります。
[写真] キイロテントウ: 体長約3mm
OLYMPUS TG-3 Tough

昨日の朝、プランターのキュウリやゴーヤーへの水やり前にひと通り様子を見ていると、キュウリの葉の裏に何やら黒っぽい塊が。 逃げられないようにそおっと近付くと、大きなクモが休んでいました。

いつの間にこんなに大きなクモが棲み付いていたのか以外ではありましたが、困ったことに害虫には事欠かない我が家の庭です。 気が付くと葉や茎が齧られて糞が落ちているというのが日常茶飯事の割には、害虫の姿を見ることが少なく、実際キュウリの葉の上でアリグモがウリキンウワバの幼虫をむしゃむしゃ喰っていたり、アシナガバチが青虫を団子にして持ち去る姿も見ています。

そんなことを考えながらオニグモらしきクモを観察していたのですが、熟睡しているのか(クモが熟睡などするのかは知りませんが)、まったく動き出す気配がありません。 そのため私もついつい調子に乗ってつっついたりしていると、さすがに目を覚ましたのか動き出し、いかにも「あーうるさいっ!」という様子でこちらを睨み付けて別の葉に移って行き、そこでまた脚を畳んで寝てしまいました。
[写真] オニグモ?: 体長約2cm
OLYMPUS TG-3 Tough

最近、ゴーヤーのつるやトウモロコシの葉などの上に、ゴミ屑にまみれた小さな虫がよちよち歩いているのをしばしば見かけます。
葉や茎をかじることなくひたすら歩き回っているようなので、おそらく害虫ではなろうと思って放置していたのですが、妻が調べてくれて、クサカゲロウの幼虫であることがわかりました。 クサカゲロウは成虫や、卵のウドンゲはたまに見かけるのですが、幼虫にこんな習性があるとは知りませんでした。
おそらく擬態なのでしょうが、どうみても逆に目立っています。
ここのところ、害虫やらウィルスやらにやられっぱなしの状態ですが、天敵もしっかり働いてくれているようで何よりです。 といっても、その食料がいるからこそ天敵がいるわけで、手放しで喜べるわけではないのですが。
[写真] クサカゲロウの幼虫: 体長約2mm
OLYMPUS TG-3 Tough


先週のことになるのですが、ようやっとややまとまった雨が降った翌日、遠出して何も生えていないのも寂しいので、近所の深大寺周辺を探してみました。 ところが、というよりやはり予想通りで、いちばん見栄えがするのはヒイロタケといった状態でした。

ちょうどこれから越冬のために樹から降りて落ち葉の下に潜り込もうというのでしょう、地面や葉っぱの上にいるのを見つけ、その目の前の樹の幹をよく見ると、上の方からせっせと幹を伝って降りてくる「わははカメムシ」が、何匹も点々と見られました。
毎度のことではありますが、よく見ると背中の笑顔模様も個体差があり、見ていて飽きません。 きのここそ少ないものの、代わりに笑顔のカメムシに楽しませてもらえました。
「わははカメムシ」が越冬の準備に入るとなると、いよいよ秋も終盤です。 このままきのこの季節も終わってしまうのか気になるところですが、最後にもうひと盛り上がりが欲しいものです。





[写真] アカスジキンカメムシの終齢幼虫: 体長約1.2cm / ヒイロタケ: 傘径約2cm
PENTAX K-3 + DA21mm F3.2 AL Limited
OLYMPUS TG-3 Tough

まともに焦点の合った写真が全くないのですが、少々面白かったので載せてみました。

羽はしきりに動かしていますが、ほとんど空中で静止しているかのようにゆっくり移動しているので、写真に収めてみようと近づいて行くと、ぶ〜んとこちらに寄ってきます。 どうやら止まるところを探しているらしく、ちょうどいい木の幹とでも思ったのでしょうか。

何とか撮影しようともはや当てずっぽうに連写しながら、しばしの間クワガタと追い掛けっこを演じましたが、結局まともに撮れたものは一枚もなく、クワガタも諦めたのか飛んで行ってしまいました。
[写真] コクワガタのメス?: 体長約2.5cm
OLYMPUS TG-3 Tough

一ヶ月ほど前の写真になってしまうのですが、庭のキュウリの葉の裏にやけにケバケバしい色をしたカメムシの幼虫らしきものが何匹も固まってくっ付いていました。
見るからに毒々しくいやな感じなので、大事なキュウリの汁を吸いまくられてはたまらないと、即刻駆除してしまったのですが、南国どこかの島の祭礼にでも使われそうな仮面を思わせる、あまりの強烈な印象が気になって、先日ふと調べていて正体が判りました。
どうやら南方系の外来種であるキマダラカメムシの2齢(?)幼虫らしく、昨今の温暖化に伴って棲息域を広げているようです。 なるほど南国的な印象を受けるのも尤もというところでしょう。
ちなみに、3齢以上の幼虫や成虫は撮影したことがなく写真がないのですが、まるで異なるどちらかといえば黒っぽい色で、なぜこの時期の幼虫のみこんなに派手なのかはわかりません。