シシトウの葉を食べてみました
2008年 09月 01日
ベランダ菜園2008: 40
先々週、育ちすぎてぼうぼうになってしまったシシトウを剪定し、落とした葉を食べてみようかという話を出しましたが、ようやっと本日実行に移しました。
感覚的には三分の二ほど切り落としたつもりだったのですが、そこから葉を摘み取ってみると半分以下に減ってしまいました。体積の半分以上は太ってごつごつに張りまくった枝というわけです。それでも生の状態で鍋一杯分ほどもあったでしょうか、結構な量の葉が穫れました。
枝から摘んだ葉は、どことなくホウレンソウを思わせる、アクが強そうな匂いがします。とりあえずアクを取るために湯がいてみると、やはりホウレンソウを茹でたときのような匂いで、その状態で試食してみると、味も筋っぽいホウレンソウといった感じです。実がシシトウとは思えない辛さになっているわりには、葉の方は辛味がありませんが、これならじゅうぶん食べられそうです。
結局シシトウの葉は、一部をナスと一緒に味噌炒めに、残りを葉唐辛子と同じように佃煮にしてみました。葉っぱ自体の辛味はありませんでしたが、切り取った枝に付いていた激辛の実と一緒に調理したので、その辛味が溶け出して、ほのかに辛さを感じました。
で、味の方ですが、味噌炒めの方は思ったより存在感が出なかったものの、野菜としてはそこそこ楽しめました。一方佃煮は薄味に仕立てたこともあり、辛味は弱いものの、葉唐辛子らしい風味が十分感じられ、はっきり言って市販のものより美味しくできています。
育て方が悪く、実が激辛になるわ、葉っぱばかりが茂りまくるわと、無用の長物になりかけていた我が家のシシトウですが、意外なところで楽しめました。