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写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。きのこと家庭菜園の話題が多めです。


by at384
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きのこならび(4) 〜 大行列

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『きのこならび』の最後はお決まりのように巨大な菌輪を作るきのこです。

先日庭園美術館のテングタケの話題を取り上げましたが、その庭園美術館に隣接して国立科学博物館附属自然教育園があります。ここは人間の手を殆ど入れない、野放し状態の雑木林が広がっており、野性味たっぷりのきのこに出会うことができます。

写真はこの自然教育園に毎年決まって現れるきのこの一つ、ウラムラサキシメジです。名前の通り、表側は地味な黄土色の傘なのですが、裏側は実にきれいな紫色をしているきのこで、何より見事なまでの巨大な菌輪を作ります。菌輪を作るきのこの多くは、年を経て輪の径が大きくなると次第に輪が途切れたり、成長速度にムラが出たりして輪の輪郭が崩れ、よく見ないと輪と気付かなくなることが多いようですが、このウラムラサキシメジは生命力が強いのか、連帯感が強いのか、半径十数メートルとも思える巨大な菌輪にもかかわらず、一糸乱れぬ明瞭な列をなしています。これはここのやつが特別という訳ではないようで、私自身このきのこを園内の他の場所、新宿御苑、千葉県立中央博物館の生態園で見ていますが、いずれも変わらぬ見事な菌輪を形成していました。

束の間に現れては消え去ったり、輪や列を作ったり、地を埋め尽くすかのような集団を作ったりと、きのこはまさに妖精、木霊、妖怪に例えられるのも不思議ではない、妖しい魅力を持った生き物です。

また余談になってしまいますが、この白金台はかつて私と妻が身内だけのささやかな結婚披露の宴を行った場所で、今はこうして毎年きのこ撮りに通っているというのも妙な因縁です。いかにも白金台といった、おしゃれな装いや高級そうな犬連れで優雅に歩くのではなく、撮影機材の入った重い鞄をぶらさげ、高尾山でも行くかのような場違いな格好ではありますが。

[写真] 被写体:幅約5mm


国立科学博物館附属自然教育園にて


PENTAX *istDS + FA31mm F1.8 AL Limited

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Commented by さくらんぼ at 2006-10-29 10:58 x
裏が紫なんて変わっていますね  見事な列です。

毎年、奥様との披露宴会場に足を運ぶことになっているなんて、素敵な事だと思います。何だかいいですね!

昨日、山道を散歩できる公園に行ってきました。切り株に生えているきのこはありましたが、地面から顔を出しているものには、会えませんでした。また、探してみます。
Commented by at384 at 2006-11-02 10:38
>地面から顔を出しているものには、会えませんでした。
今年はちょうどいい時期に乾燥した日が続いてしまったせいか、きのこが少ないような気がします。今年はこのままきのこの時期も終わりになってしまいそうですが、それでも一雨来ればキララタケぐらいならまだ生えそうです。まあ、相手が気ままな連中ですので、のんびり探してみられるのがいいのではないかと思います。
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by at384 | 2006-10-28 10:24 | 菌類 | Comments(2)