アメリカザリガニのガセネタ
2006年 10月 12日
子どもの頃から身近な生き物として親しんできたアメリカザリガニ。日本固有の生態系を破壊する外来生物としても有名です。
ところで、何時何処で聞いたのか覚えていないのですが、アメリカザリガニが繁殖した経緯について、食用として輸入され、養殖されていたものが逃げ出したり、廃業した養殖業者に放置されたものが繁殖した、という話をずっと信じていました。ところが改めて調べたところ、実際は同じく移入された食用ガエル(ウシガエル)の餌として飼育されたものだったとか。
アメリカザリガニは雑食性かつ共食いも厭わない猛烈な食欲で、小魚から水草まで食い荒らし、畦に穴を開けるわ稲を食いちぎるわの狼藉者だそうで、写真のやつもこの後、大きなハサミの下に何か抱え込んでむしゃむしゃ食べていました。そう言えば子どもの頃、最初の一匹を裂きイカで釣り上げると、今度はそれをバラしたものを餌にして次から次へとザリガニを釣るやり方を教わった記憶があります。今思えば残酷な気もしますが、貪欲な習性を上手く利用したものだと今更ながら感心しました。