きのこの編みぐるみ 〜 ズキンタケ
2017年 05月 29日
妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十八作目、ズキンタケです。
ズキンタケは妻の大好きなきのこで、もうずいぶんと以前から編みたいと言っていたのですが、なんとなくずっと作りそびれていました。
ズキンタケは頭がぼこぼこして不定形なのですが、その感じが手のひらを握ったぐうの形に見え、集団で生える姿がみんなで握りこぶしを「いぇーい」と振り上げているようなところが可愛らしく感じられ、そこが大好きな理由です。
拳を振り上げるという点では、鬨の声を上げているような勇ましい姿と見ることもできなくはないのですが、小さいきのこであることや、柄の短さからでしょうか、やはり可愛い方に捉えてしまいます。
そんな可愛らしさを再現しようとしたのですが、なかなか頭の中にその印象が形としてまとまってこなかったというのも、作りそびれてしまった理由としてあるかもしれません。
多くのズキンタケを見て少しずつ可愛らしい姿を頭の中に蓄積してきたのが、ようやっと形になったというところでしょうか。 とくに昨年たまたまでしょうが、深大寺近辺でも、箱根でもかなりの数のズキンタケを見ることができました。
そんな可愛らしいズキンタケ、実際に実物を見るとかなりいい感じに再現できていると思うのですが、私の撮影の腕が今ひとつで、角度や被写界深度を変えてみたのですが、肝心の可愛らしさをうまく撮ることができませんでした。 機会があればぜひ実物を見ていただければ幸いです。
なお、今回も交差法による裸眼立体視写真を載せました。