トウモロコシの脇からインゲンが急成長
2016年 06月 12日
以前の記事で「妻がトウモロコシの背の高くなるのを利用して何か企んでいる」と書きましたが、じつはトウモロコシの脇にインゲンの種を植えていたのです。 インゲンはいわゆるサヤインゲンとモロッコインゲンの二種類で、二つに分かれている畝のそれぞれに一種類ずつ植わっています。
約十日ほど前に種を土に埋めたのですが、週半ばの雨が降った翌日、これがまるで申し合わせたかのように一斉に発芽を始めました。
種を埋める時には見ておらず大きさを知らなかったのですが、野菜としての未熟な豆の大きさしか知らなかったため、完熟してしかも水を吸って膨らんだインゲンの芽の、あまりの大きさにびっくりです。
ちなみに右上の写真がモロッコインゲン、右の写真がインゲンです。 写真だけでは大きさが伝わらないのですが、モロッコインゲンは土から顔を出しかけているこの時点で既に高さが二センチ近くもあって、少々気味が悪くすらあります。
インゲンのほうはそれに較べればまだおとなしいほうですが、たった一日ほどで土の中からむくむくと起き上がり、五センチほどの高さになってしまいました。 他の植物と異なり、巨大なお弁当を持っているのは確かですが、以前にエダマメやラッカセイを育てた際とは比較にならないほどの素早さです。
そしてさらに驚異的なことには、それから三〜四日の間に発芽した苗はそのままの勢いで成長し続け、右の写真のインゲンのほうは週末には十センチほどに達してしまいました。 これでもまだ双葉しかでていません。
右下の写真のモロッコインゲンに至っては、なんと双葉の状態のまま約三十センチにまで伸びてしまい、隣に生えているトウモロコシの草丈を軽く抜き去ってしまいました。 元々の狙いは背の高くなるトウモロコシの性質を利用して、それを支柱代わりにインゲンを育てるというはずだったのですが、本葉の出る前に支柱となるはずのトウモロコシより背が高くなってしまったので、この分では結局インゲン用の支柱をわざわざ立てる必要がありそうです。
それにしても双葉の状態でこの勢いなのですから、この先どうなることでしょう。 もしゴーヤーの生育が思うように行かなかったら、インゲンを網のところまで誘引し、インゲンで緑のカーテンを作るというのもありかもしれません。
ところでインゲンの成長ぶりがあまりにすごいので、肝心のトウモロコシの話題がそっちのけになってしまいましたが、トウモロコシはトウモロコシで元気に成長しています。
相変わらず株によって成長の良し悪しに大きな差はありますが、成長の悪い小さな株でも葉が増えてくるに従って色が青々としてきて、麦だか猫じゃらしだかわからないほどの状態からは抜け出してトウモロコシらしい姿になりました。 ただ成長速度は葉の枚数に応じて加速するようで、生育の良い株と遅い株の差はますます開いてくるようです。