セージがすっかり茂りました
2013年 09月 08日
セージ栽培2013: 12
種播きから十八週間後のセージの様子です。
最初は成長が遅くいつまでもひょろひょろと貧弱な印象のあったセージも、成長に伴ってすっかり安定感が出てきたのと、毎日見ていることもあって、一週間程度ではあまり変化を感じなくなったため、三週間ほど栽培記録を更新しませんでしたが、気がつけば葉がワサワサに茂り、花壇の中では他を圧倒して最大の勢力になっていました。
葉をちょくちょく収穫しているため、本来ならもっと伸びるはずの草丈は低く抑えられ、かわりに枝分かれが多くなっているぶん、なおさら繁茂しているようにも思えます。
あまりぼうぼうになってしまったので、元のほうから刈り込んで枝を整理したのですが、その際根元を見ると、産毛のようなものに覆われて柔らかそうだった茎はいつの間にか木質化し、見るからに頑丈そうになっていました。
相変わらずベニフキノメイガや、最近ではシャクトリムシまで現れて、葉っぱはあちこち穴だらけですが、これだけ葉があるので、使う分は何とか確保できています。
当初はセージといえば肉料理用という先入観があったり、「薬用サルビア」とも呼ばれ成分が強いので摂り過ぎに注意との情報もあって、かなりクセの強いものを想像していたのですが、触ると多少松脂のようなベタベタした感じはあるものの、ローズマリーほどきつくなくオレガノよりも甘い香りで、使い道は思ったより広そうです。
最初にまとめて収穫したものは、十日ほど蜂蜜に漬け込み、それをヨーグルトにかけて朝食時にいただいていますが、多少薬臭さはあるものの、逆に蜂蜜臭さが消えて、爽やかな風味になります。 漬けたあとの葉はお茶にして飲むと、きつさも和らいでおいしく飲めます。
さすがにソーセージこそ作りませんが、豚肉との相性ももちろんで、セージを入れるだけでぐっと旨味と高級感が増すように感じられ、ディルやタイムと並ぶ我が家の万能ハーブとして活躍しそうです。
四ヶ月ほどにわたって観察記録をつけてきたセージ栽培ですが、成長も安定して当初の目的は達成し、これからはますます大きな変化はなくなりそうなので、ここらへんで終了しようと思います。 ありがとうございました。