キンカンの花が何度も咲くのです
2013年 09月 07日
庭に高さ一メートルほどのまだ小さなキンカンが一本植わっています。
植えたのは今年の五月で、植えてから一ヶ月もしないうちに早くも花がたくさん咲き、こんなに小さいのに大丈夫なのだろうかと思っていたところ、小さな実ができ始めたものの、すぐに落ちてしまいました。
ところが面白いことに、それからまた一ヶ月ほどすると花が咲くのです。 花の数の多さからして狂い咲きではなく、明らかに正常なのですが、残念ながらそれもまた実が成長する前にみな落ちてしまい、そうこうしているうちにまたいっせいに花が咲き出しました。
今度もまた期待はできませんが、いったいキンカンの花期はどうなっているのでしょうか。
そう思ってよそ様の家のキンカンを見てみると、これがまた意外に植えている家が多いのですが、熟した黄色い実を付けているものがあるかと思えば、青い実もあり、しかも実を付けながら花を咲かせているものさえあります。 そういえば春先に熟した実がなっているのを見たこともあり、キンカンはのべつまくなしに花を咲かせているのではないかとすら思えてきます。
栽培方法などの情報を調べてみると、キンカンの花期は春、夏、秋の三回あるとのことですが、我が家のキンカンを見ている限り、三回というのは花の咲く回数ではなく時期の話であって、その期間内なら繰り返し何回も咲くように感じられます。
そんなキンカンですが、先日その周りをアゲハチョウが飛び回っているのを見つけました。 卵を産みつけられてはまずいと慌てて追い払いましたが、そのあと探してみると、卵こそ見つからないものの一齢幼虫が。
先日も三齢幼虫を駆除したのですが、終齢幼虫になると気持ち悪くて駆除することもできなくなってしまうので、気が抜けません。 そんなにいやならミカン科の樹木など植えなければいいのですが、やはり食い気には勝てないのです。
ところで、キンカンのすぐ脇にはもう一つミカン科の植物が生えています。 まだ五センチ程度しかないのですが、じつはデコポンの苗です。
食べたデコポンの種を冗談半分に植えてみたところ、生えてきてしまいました。 極めて小さいせいかアゲハチョウにも襲われずに、三ヶ月ほどで葉が十枚程度になりましたが、さすがに南国のものなので、冬を越せないか、越せてもまともに実がなるのは期待できないでしょう。