深大寺周辺はテングタケが大発生です
2012年 10月 07日
近所の公園などできのこを探すことが多い私たちにとって、毎年十月の二週目あたりは、秋のきのこの最盛期です。
ここ何年か秋の長雨らしいものがあまりなく、きのこの発生が遅れたり、不作のまま終わったりしていたのですが、少なくとも深大寺周辺においては、今年はうまい具合に雨に恵まれ、数日前からきのこ大発生への予感は高まっていました。
そして昨日、さっそく深大寺周辺に乗り込んだのですが、実際に探して写真を撮りながら行くと期待以上にものすごい状態で、いつもなら十分足らずで着くはずの深大寺に九十分もかかることに。 なかでもすごいのがテングタケで、いつもの発生場所にはこの二、三日の間に幼菌がどんどん増えてきていて、それがこの週末に目標を定めたかのように一斉に開きだし、さながらテングタケ祭りともいうべき状態となっています。
ベニタングタケと較べると色こそ地味なものの、いわゆるきのこグッズなどで最もありがちな姿のため、ついついおろそかにしがちなのですが、これだけたくさん生えてくると悶絶するほどのかわいらしさです。
昨日見たテングタケの半分ほどはまだ傘が開き始めの幼菌で、しかも周辺には右の写真のような、まだつぼから頭が出始めたばかりの、だるまさんのような超幼菌がいくつもあります。
そこに来て昨晩から今朝にかけてまた雨が降っていますので、このテングタケ祭りはまだ数日続きそうな気配です。
ちなみに、写真はありませんが、テングタケ以外のきのこもすごいことになっており、神代植物公園では先週に続いてイヌセンボンタケが大発生、深大寺山門周辺では巨大なイグチ(同定が苦手なので何だかわかりません)がぼこぼこと鎮座しているなど、もう笑いが止まりません。