松本のきのこ
2012年 09月 17日
巨大なきのこ...
ではなくて、『ヤヨイちゃん』の後頭部で、現在松本市美術館で開催されている『草間彌生 永遠の永遠の永遠』の会場の様子です。
この展覧会は大阪をはじめ各地を巡回しているのですが、なんといっても松本は草間彌生さんの故郷ですし、妻にとっては心のふるさとのような土地(上の写真で柱の陰からこっそり顔を出して喜んでいるというはしゃぎっぷりなのです)ということもあって、あえて松本で観ることにしました。
もちろん、こんな季節に行くからには、ただ美術館だけ訪れて帰るなどということはしません。 きのこの生えそうな公園などを事前に調べ、予定の中にしっかり組み入れておきました。
というわけで、松本市内にある「アルプス公園」に行ってまいりました。
市の中心地から車で十五分程度の距離にあるとは思えないほど、緑に囲まれて広々とした公園で、名前のとおり北アルプスが一望できる小高い場所にある、すてきな公園です。 園内には「自然観察の森」という広大な雑木林もあり、目的は当然そこです。
あいにく、ここしばらくカラカラ天気が続いたせいで、地面はどこも土ぼこりが立つほどの干上がり具合です。
とりあえずとよ田キノ子さんの紹介されているキノコ公園に取り上げられている、全天候型の「テーブルタケ」と「イスタケ」は大量に生えていて、ちょうどお昼時ということもあって、多くの家族連れでにぎわっていました。
そして自然観察の森のほうは、残念ながら硬質系のみなさんのほかには、マツオウジとナカグロモリノカサが一本ずつという状態でしたが、これで雨がしっかり降ったらさぞかし楽しいだろうと思える場所でした。
場所柄、そうめったに来られる場所ではありませんが、いい時期にまた訪れたいと思っています。
ところで、話はまったく変わるのですが、東京では今朝、NHKの朝の連ドラの直後に『光る森・神秘の発光を追う』と題して、四国の山中に生えるシイノトモシビタケをはじめとした光るきのこを取り上げた番組をやっていました。
こんな時間のテレビ番組などまったく気にしていなかったので、始まってから気づいてあわてて録画したのですが、きのこの菌糸によって光る樹の幹や落ち葉の光景は吸い込まれるような美しさです。 以前八丈島で見た光るきのこの森もそんな感じでしたが、地上の星とよばれる四国の光る森は感動的な光景でした。(テレビで放映するために画像処理で強調しているような感じもありましたが)
一般人が行けるような場所ではないのが残念ですが、テレビ画面であっても見られたのは幸運でした。
※ 投稿時点ではきちんと番組を見ていなかったため、一部誤った記述があり、訂正いたしました。