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写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。きのこと家庭菜園の話題が多めです。


by at384
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関内さんの木彫りきのこ(1)

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上の写真は、関内(せきうち)さんというかたが制作されたきのこの置きものです。

これからしばらく何度かに分けて、関内さんが作られた、木彫を中心としたきのこアート作品を紹介してまいりますが、まずは関内さんとはどなたなのかについてご説明します。

ご存じのかたもいらっしゃるとは思いますが、関内(せきうち)さんは都内にお住まいの、今年で御年八十二歳になるかたで、きのこ歴四十年というその道の大先輩です。 当然きのこについてもたいへん詳しいのですが、現役時代のご職業である金属加工の技術を生かして、百点以上もの木彫を主としたきのこ工芸作品を制作されているかたでもいらっしゃいます。

その一部は画家の小林路子さんに贈呈され、小林さんが彩色されたものが、昨年夏の八ヶ岳の美術館や今年の早春に大田区の画廊で行われた作品展にも展示されていました。 大田区のギャラリーO2のブログに載っている写真ををよく見ると、暖炉の上にベニチャワンタケ、キチャワンタケ、ウスタケの木彫が写っているのですが、それらが関内さんによって彫られ、小林画伯の彩色された作品です。

じつは大田区の画廊で行われた小林路子さんの作品展に妻とともに伺った際、暖炉やピアノの上に展示されていた迫真の木彫作品の数々を見て、いったいどなたが作ったのだろうかと話していたのですが、そのとき背後から声を掛けられたかたがいらっしゃいました。 振り向くとそこには、本物のマンネンタケをブローチにして帽子に付けた男性が。 そのかたが当の関内さんだったのです。

その日は小林画伯が画廊にいらっしゃる日で、おいでになるのを待つあいだ、関内さんと奥様、妹御様とお話しさせていただいたのですが、きのこ談義にすっかり傘が開くうち、関内さんから「私が色付けしたのでプロとは出来栄えが違いますが、よろしければ自宅にたくさんあるので差し上げます」とのお言葉をいただき、その後いくたびかお話しするなかで、けっきょく関内さんがご自身で所有されている作品の大半を私がいただくことになりました。

関内さんのお話しでは、きのこの方はもう引退するつもりで、百八十冊に及ぶきのこ関連の蔵書や木彫作品は処分しようと思っていて、きのこの好きなかたがいたら差し上げたいと考えていたそうです。 そこへたまたま私たち夫婦がお目にかかり、捨ててしまうのはあまりにも惜しいということで、図々しいとは思いつつ、頂戴することにした次第です。

f0108133_22594751.jpgすっかり前置きが長くなりましたが、そのような経緯でいただいた作品の数々を私が個人でしまい込んでしまうのでは申し訳ないと、関内さんの承諾を得て、このブログ上でご紹介することにしました。

作品群の多くは通し番号と制作年月日が記載されていますので、初回となる今回はその記念すべき第一作をご紹介します。

この作品は奥様が購入されたガラス製のきのこの装飾品に、関内さんが木製の台を付けられたようです。 このガラスのきのこは奥様が初めて購入されたきのこグッズで、奥様としてもたいへん思い入れのあるものだそうです。

そして右上の写真は「きのこ」という文字の彫られた木製の札で、番号は百番とかなり先なのですが、表札のようで最初を飾るにふさわしいような気がしましたので、あわせて紹介しました。

私のいただいた作品は大小とりまぜて四十点以上ありますので、今後折りを見ながら、このような感じで紹介して行こうと思います。

作品No.1 (1993/5/18): ベニテングタケ?の置きもの [幅5.3cm, ガラス, 木材(ニス仕上げ)]
作品No.100 (1994/3/5):「きのこ」の札 [幅10cm, 木材(彩色)]


Commented by kokusa5884 at 2012-04-24 21:02
そんな出会いがあるんですね。蔵書も作品もみんな宝物。僕が年を重ねても何も残せないだろうな。。。
Commented by at384 at 2012-04-24 23:57
正直私も驚きました。蔵書のほうは私自身があまり研究熱心でないので、数冊頂戴しただけなのですが、作品のほうはブログでの紹介だけではもったいないので、そのうち機会があれば、実物を展示させていただこうと思っています。
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by at384 | 2012-04-23 00:44 | 菌類 | Comments(2)