バジルの間引きと成長
2011年 06月 05日
バジル栽培2011: 8
種蒔きから三十一日、ちょうど一ヶ月たったバジルの様子です。
二週間前に間引いたばかりだったはずのバジルは、梅雨の不足気味な日照にもかかわらず、もうこんなに成長して、隣の株と葉が重なりそうな状態です。
可愛らしかった一組目の本葉はすっかり大きくなって存在感を増し、先週末に顔を出し始めた二組目の本葉はバジルらしい形になっています。 よく見ると二組目の本葉では葉の縁がわずかにノコギリ状になり、卵形の丸っこい一組目よりもますます大人の葉に近い姿をしています。
写真の左上など、一部の葉に白い点々が出ているのですが、これはちょうどプランターの真上にベランダの庇の端があり、雨が大量に降ると庇の脇から回り込んだ雨水がボタボタ落ちて土を跳ね、それが葉に付いてできた傷跡です。 今のところ大した悪影響もなさそうなので、日照を優先させてそのままにしています。
ところで、バジルは他の植物の成長に影響を及ぼす(他感作用というそうですが)アレロパシー物質とやらを出しており、トマトの栽培などではそれを利用してコンパニオンプランツとして植えていたりするそうですが、バジルのそうした性質は同じバジル同士にも働いているような気がします。
株が混んできて間引くと、その後ぐっと成長が早まり、あっという間にそこに抜いた株があったとは思えないほど、残った株が葉を広げて場所を占領してしまいます。 やはりお互いに他感作用によってけん制し合っているのでしょうか。
というわけで、今週もまた半分強の株を間引きました。 間引いた株は朝食の卵焼きに混ぜていただいたのですが、かなりバジルらしい芳香が出ていて、美味しくいただけました。