コナスの花が落ちてしまう
2010年 08月 22日
コナス栽培2010: 17
種蒔きから百十三日目のコナスです。
実がすべてなくなって身軽になったコナスは、その後、花芽を次々と付けては開花させています。 咲いた花はみな、健全さの目安と言われる、雌しべが雄しべよりも長い状態になっており、すっかり復活したかに見えます。
ところがどういう訳か、せっかく咲いた花はみな、花が終わっても結実することなく、根元からぽろっと落ちてしまいます。 これでは「千に一つの徒もない」どころか、ことごとく徒花といった始末。 いったいどうしたことでしょう。
もしかすると、花が付きすぎたために、自分で調節しているのかもしれません。 そもそもこんな小さな株に十個以上も花が付いており、これがすべて結実したら大変な負荷です。 とりあえずもうしばらく様子を見てみることにしましょう。
ところで以前、葉に付いたアブラムシがみな真っ黒に変色して死んでしまったという話を載せたのですが、また葉に黒く変色したアブラムシが付いているのを見つけ、やはりアブラムシが死んだかと思い、触ってみました。
ところが残念ながら今度は黒いだけでしっかり生きており、指で潰してみると赤紫色の汁が指に付着します。 どうやら黒いのはナスの紫色の色素を吸ったためでした。
一時はアブラムシ自らの毒で殺してしまうなんとも素晴らしい品種が誕生してしまったのかと、密かにわくわくしていたのですが、世の中そう都合よくは行かないようです。
それではなぜあの時、何匹ものアブラムシが葉の裏側で全滅していたのか、謎です。