写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。


by at384
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの四十三作目、イヌセンボンタケです。

f0108133_17281923.jpgイヌセンボンタケの編みぐるみは過去に一年前五年前にも作っているのですが、昨年の梅雨時に右の写真のような、まさにセンボンといったものを見てしまい、さらには昨今『○○○48』という感じに数で勝負というのが流行っているようなので、千本とはいかないまでも、もう少しだけ増やしてみようと、二回目に作った十本に追加するかたちで、新たに二十六本を作りました。

きのこの編みぐるみは原則余り糸を使用するため、前回の分とは若干見た目が変わってしまうのですが、イヌセンボンタケは最初真っ白で、成熟してくると黒っぽい胞子で傘が灰色になってくるということで、真っ白のものと灰色のものにしています。 最近の作に比べるとすいぶんと大雑把な再現性ではありますが、さすがにこの小ささで精密な再現は難しいので、この作品は全体的な雰囲気で見てもらえればと思います。

この二十六本と二回目のものを合わせて下の写真のように三十六本とし、二回目のものも十本をひとまとめにしていたのを五本ずつにばらして、水平にどどっと広がるように生やしてみました。 千本にはほど遠く、せいぜいISB36といったところですが、生えっぷりもかなりイヌセンボンタケらしくなったのではないでしょうか。
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例によって、交差法の裸眼立体視写真も載せています。
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[写真] イヌセンボンタケの編みぐるみ:傘径約1cm


実物も同じくらいの大きさ(深大寺近辺)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2012-01-21 19:27 | 菌類 | Comments(2)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの四十二作目、ドクツルタケです。

日本最強といわれる猛毒きのこのひとつで、純白で優美な姿から英語圏でもDestroying Angel(死の天使とも殺しの天使とも訳される)の異名を持っています。

f0108133_18332140.jpgなどと言うといかにも図鑑的な説明ですが、じつは五年半前に箱根で遭遇し、あまりの美しさに我を忘れてしばし見入ってしまったほどの、本当に美しいきのこなのです。 「美しい」などという言葉はいかにも気取った言葉で、花だろうが絵画だろうがたやすく口に出すなど小っ恥ずかしくてできたものではありませんが、このきのこには「美しい」という言葉以外に表現のしようがないように思います。

右の写真はそのときのものですが、そうでもないように見えるのは私の写真が下手なのと、見つけたときは既に夕方で薄暗く、写真を撮ったのは翌日になってしまったので、全体的にややくたびれた感じになってしまったためです。

と、思い出ばなしが続いてしまいましたが、そんなあまりの美しさに、白い余り糸はあってもなかなか手掛けることができず、今年ようやっと編むことができたようです。

満を持して作っただけのことはあって、あのとき以来ずっと目に焼き付いている優美なようすが再現できているように思います。 編み物であるにもかかわらず、致死量の毒が満ちているように思えて、撮影しながら「うーん、毒だ」などと何度もつぶやいてしまい、妻に笑われました。

なお、今回も交差法による裸眼立体視写真を下に載せています。
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[写真] ドクツルタケの編みぐるみ:高さ15cm


実物も同じくらいの高さ(箱根仙石原地区)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2012-01-15 19:30 | 菌類 | Comments(2)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの四十一作目、ツネノチャダイゴケです。

f0108133_2354135.jpgツネノチャダイゴケは公園のウッドチップなどによく生えている小さなきのこです。 チャダイゴケの仲間は典型的なきのこの形とはかなり異なっているためか、きのことは思わないかたもけっこういるようで、プランターに気味の悪いつぶつぶ入りの茶碗のような植物が生えたので駆除したいなどという相談をときどき見かけたりします。

f0108133_23566100.jpgそんな一般にはあまり人気のないチャダイゴケですが、私個人的には大好きなきのこで、とくにこのツネノチャダイゴケは黒っぽいハタケチャダイゴケやスジチャダイゴケとは異なって、黄色っぽく明るい色をしています。 また幼菌のときはプリンのようにも見えるので、少なくとも私たち夫婦は可愛らしいと思っています。

そのようなわけで、昨年和菓子の編みぐるみで黄色系の余り糸がたくさん出たこともあって、今回編むに至りました。 形の面白いきのこなので、プリンのような幼菌からふたの開いていないもの、さらには複数が癒着しているものまであり、これ一種類でかなりにぎやかな感じになっています。

ちなみに、今回も交差法による裸眼立体視写真を載せました。
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[写真] ツネノチャダイゴケの編みぐるみ:直径3cm


実物は直径約5mm(神代植物公園)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2012-01-15 00:50 | 菌類 | Comments(2)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの四十作目、コフキサルノコシカケです。

きのこの編みぐるみも気が付けばもう四十作目となりました。 我が家の「きのこ山」と称する棚の上の編みぐるみ置き場もかなり賑やかになっています。

f0108133_16171070.jpgコフキサルノコシカケについては説明するまでもなく、そこらへんの公園や街路樹によく生えている、あれです。

ここ最近の作品と比べるとずいぶんと地味なように思えるかもしれませんが、編みぐるみの中でもかなり大型で、意外と存在感があります。 さらには傘の下に胞子が飛んで茶色く染まった感じを出すためのほぐした毛糸を垂らしたり、裏側に磁石を仕込んで冷蔵庫の扉などから生やすことができるようにするなど、けっこう凝った作りになっています。

ちなみに、面白い絵になるだろうと思って本当に冷蔵庫から生やそうと試みたのですが、一般的な磁石ごときには大き過ぎたのと、毛糸が意外にすべってきのこを支え切れず、企画倒れに終わりました。 結局針金で取り付け用の腕を作って「きのこ山」のある棚の扉の前面に生やしていますが、胞子の代わりに妙な存在感と可笑しさを漂わせています。

なお、下の写真は例のように交差法による裸眼立体視写真ですが、編みぐるみが余りに大きかったので、撮影風景の種明かしのようになってしまいました。
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[写真] コフキサルノコシカケ:幅約16cm


実物は幅約20cm(神代植物公園)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2011-12-25 17:02 | 菌類 | Comments(0)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの三十九作目、アカヤマタケです。

形が面白いもののほうが強く印象に残るので、異形のきのこのほうがどうしても多くなってしまうのですが、こういう可愛らしいきのこが嫌いというわけではなく、機会と余り糸があれば編んでくれます。

f0108133_15141068.jpg偶然なのでしょうが今年はアカヤマタケの仲間と妙に縁があり、六月以降ちょくちょく目にしました。 目にした回数というだけであればナラタケなど日頃目にしている常連のようなきのこのほうが上なのですが、蝋細工のようなつやのあるきれいな色や、とんがり頭などが特徴的で、強く印象に残りました。

詳しいかたからすればアカヤマタケで十把一絡げにしてはいけないのかもしれませんが、アカヤマタケは、黄色っぽいものから赤みの強いものまで色の個体差がけっこうあるように思います。 ただ共通する特徴として、傘のてっぺんがややとんがることと、全体的、とくに柄に繊維状の縦の線が見られること、そして古くなるにつれて色が赤みを帯びて暗くなり、傷付いたり圧迫されると真っ黒になってしまうようです。

そんな雰囲気を表現しようと、柄の編みかたや、色の変化など少々工夫してあります。 また、私たちの見たものは芝生や草むらに生えているものが多かったので、使い道のあまりない糸を消費する都合もあって、珍しく草むらの台座付きになっています。

結果的に、妻の作った編みぐるみのなかにあっては、妙に可愛らしくなってしまったのですが、たまにはこんなのもよいのではないでしょうか。

なお、下の写真は恒例の交差法による裸眼立体視写真です。
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[写真] アカヤマタケの編みぐるみ:高さ約7cm


実物も同じくらい(筑波大学周辺)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2011-12-25 16:10 | 菌類 | Comments(0)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの三十八作目、キツネノタイマツです。

f0108133_13523969.jpgまたかと言われそうですが、スッポンタケ科の悪臭系きのこです。 妻はこの仲間のきのこを編むのが大好きなようで、楽しくてしょうがないと言いながら編んでいました。

今回の編みぐるみは一本倒れているのですが、これはもちろんわざとそう作ったものです。 この仲間のきのこはいつも夜からから早朝にかけて急速に伸びてくることが多いのですが、しおれるのも早く、とくにこのキツネノタイマツは背が高くなることもあって、見つけたときには既に右の写真のごとくなので、その様子を再現しています。

さらに今回は根元に卵までついており、よく見ると先端が口を開いてぬらっとした灰白色の粘液が見えているという凝りようですが、確かにこの仲間はキヌガサタケをはじめ、カニノツメ、ツマミタケ、サンコタケ、キツネノエフデ、スッポンタケ、そしてまだ見たことがありませんがイカタケなど、形の奇抜さを競っているとしか思えないので、やはり創作意欲を刺激するのでしょう。

ちなみに下の写真は毎回のように、交差法による裸眼立体視写真です。
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[写真] キツネノタイマツの編みぐるみ:高さ約17cm


実物は高さ約20cm(神代植物公園)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2011-12-25 14:43 | 菌類 | Comments(2)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの三十七作目、ノウタケです。

f0108133_21362132.jpg前三作に比べるとずいぶんと地味なきのこなのですが、妻はこのきのこが大好きで以前から作りたかったものの、適当なあまり糸がなかったために、ようやっと編むことができました。

これと言って珍しいきのこではなく、少なくとも深大寺周辺ではごく普通に目にするのですが、地面からまるで漫画のフキダシのような格好で飛び出している姿はどことなく滑稽で愛嬌があります。 ただノウタケという名前は確かに言い得て妙とは思うものの、この愛嬌たっぷりな姿からすると少々かわいそうな名前のような気もします。

ノウタケという名前を知って気味悪がるのか、それとも地味過ぎて気が付かないのか、このきのこが踏みつぶされたり、蹴り壊されたりしているのを見かけ、私たちは脳挫傷などと呼んでいるのですが、好きなきのこということもあって、残念な思いをすることもしばしばです。 名前を変えてどうなるというものではありませんが、いっそのことこのキツネ色の外皮からコッペパンタケとでも言ってあげれば、もう少し親しみを持って大切にしてもらえるのではなどと思ったりもするのです。

と、無駄話が多くなりましたが、最後に例の通り交差法による裸眼立体視写真を載せます。
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[写真] ノウタケの編みぐるみ:高さ約5.2cm


実物は高さ約4.5cm(深大寺周辺)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2011-12-17 22:28 | 菌類 | Comments(2)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの三十六作目、カエンタケです。

f0108133_0114954.jpg日本中に毒きのこは数あれど、このきのこほど忌み嫌われているものはないように思います。 単に致死性の猛毒ということならドクツルタケのほうが上でしょうが、汁が手に付いただけでも皮膚がただれるなど言われているたちの悪い性質や、何より見た目のおどろおどろしさが本能的な恐怖心をあおるのでしょう。

さらには元々は珍しいほうのきのこだったのが、今年はナラ枯れが原因とかで滋賀県で多く発見されるなど、近年発見例が増えているようで、明確な因果関係はないのでしょうが、異常気象やら地球温暖化と結びつけられて、環境破壊の象徴のように思われてしまうふしもあるやに感じられます。

当のカエンタケに悪気があるはずはないのですが、下手に触るのもまずいというようなものが子供の目に付くような場所に生えているとなると、きのこ好きと言えども駆除せざるを得ません。 じつは私たちも今年の夏に箱根に行った際にホテルの庭にごく小さなものが生え始めているのを見つけ、従業員のかたに報告して除去をお願いしてしまいました。

そんなこんなで、供養というわけでもありませんが、カエンタケが妙に印象に残ってしまい、編むことになったようです。 本心を言えば、こんな怪しげな姿をしているきのこを、私たち夫婦が嫌いなはずはないのですから。

ちなみに今回は切株付きになっており、切株への取り付けと枝のような腕の向きを固定するために針金を通してあるのですが、おどろおどろしい雰囲気を強調しようと形に凝りすぎてしまって、写真を撮る向きでいろいろ苦労する羽目になりました。

なお、下の写真は毎度のごとく、交差法による裸眼立体視写真です。
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[写真] カエンタケの編みぐるみ:高さ約5cm(切株を除く)


実物も同じくらいの大きさ(強羅公園)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2011-12-11 01:18 | 菌類 | Comments(2)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの三十五作目、サンコタケです。

今までいろいろなきのこの編みぐるみを作ってきた妻ですが、やはり異形のきのこには創作意欲を刺激されるらしく、腹菌類、とりわけ英語圏で "Stinkhorn" と呼ばれる悪臭系きのこの仲間を見ると編まずにはいられないようです。

f0108133_23345762.jpgこのサンコタケは昨年秋に国立科学博物館筑波実験植物園で開催された『きのこ展』に行った際に見つけたもので、色や腕の本数によっていくつか種類が分かれるなかの、いちばん見たいと思っていた赤系の三本腕です。

そのとき以来すっかり編む気満々になっていたのですが、これもふさわしい色の余り糸がなく、今年になってようやっと編むことができました。

ずっと温めてきたこともあってかなり気合いが入っていたようで、出来上がってみると相当な再現性です。 もともとこの仲間のきのこは表面がざらっとしているため質感の相違が少なく、ただでさえ編みぐるみ向きなので、なおさら上出来となったようです。

妻いわく、今までのなかで最高の出来とのことですが、私もそう思います。

ちなみに今回も、交差法による裸眼立体視写真を下に載せました。
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[写真] サンコタケの編みぐるみ:高さ約10cm


実物は約4cm(国立科学博物館筑波実験植物園)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2011-12-07 00:20 | 菌類 | Comments(2)
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妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの三十四作目、ウスタケです。

先月、妻が和菓子の編みぐるみの個展を開いたのですが、そこで余り糸がいろいろ出たことと、準備のためにしばらくきのこの編みぐるみを手掛けられなかった反動もあって、個展のあと立て続けにきのこの編みぐるみを作っています。

f0108133_21231410.jpgこれはその中の一作、ウスタケの編みぐるみです。

ウスタケは一昨年高尾山に行った際にリフトの上から生えているのを見つけたのですが、飛び降りるわけにもゆかず、通り過ぎるのを指をくわえて見ているしかありませんでした。 それ以来なんとか見たいものだと思っていたところ、昨年夏に箱根湿生花園で見事に出くわし、大喜びしたものでした。

地面から黄色っぽい筒が生えたような姿はいかにも怪しげで大いに好奇心を刺激するものがあり、個性派揃いのきのこの編みぐるみ仲間にぴったりなのですが、ふさわしい色の余り糸がなく、ようやっと今年になって完成を見るに至りました。

毛糸で作ったこともあって実物ほどの不気味さはありませんが、外側のひだをはじめとする怪しげな姿はなかなかよく再現されており、代々の編みぐるみきのこが置かれた我が家のきのこ山にあっても、じゅうぶんに異彩を放っています。

なお、下の写真は恒例の交差法裸眼立体視写真です。
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[写真] ウスタケの編みぐるみ:高さ約9cm


実物もほぼ同じ大きさ(箱根湿生花園)


PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2011-12-03 22:19 | 菌類 | Comments(2)