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写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。きのこと家庭菜園の話題が多めです。


by at384
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ローズマリー開花

ローズマリー開花_f0108133_13403097.jpg

昨年秋に苗を買ってきて植えたローズマリー三株のうち、一株が開花しました。

我が家では一昨々年からベランダのプランターでバジルを育てており、欲しい時に必要な分だけつまんで使えて重宝なため、調子に乗って手を広げ、ローズマリー、オレガノ、タイムを植えました。特にローズマリーは使用頻度が高そうだという事で三株にしたという訳です。

冬の間はさすがに殆ど成長が見られなかったのですが、春先になって伸び出したので、先日たまたま大量に使う機会があったこともあり、特に背が高くなった一株から大量に葉っぱをつまんでしまいました。すると、その一株の下の方から突然花芽が出てきて、かくの如く開花に至りました。

他の株は開花はおろか花芽の気配すら見せないところを見ると、大量に葉っぱを採られ、危機感を抱いたからでしょうか。庭木で花の付きを良くするために、「いじめる」と言って枝を刈り込むそうですが、偶然それと同じ事をしてしまったのかもしれません。

[写真] ローズマリーの花:約5mm


ハーブの最大勢力であるシソ科の植物だそうだが、枝葉も花も、シソやバジルと同類とは思えぬ程異なった感じに見える。遠目に見ると紫色の可愛らしい花だが、こうして間近に見ると、雄蕊の形が角のようで、アメフラシやウミウシのようでもある。


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# by at384 | 2006-04-16 13:44 | 植物

椿祭り

関東周辺で桜が満開となった先週日曜、我が家のある武蔵野市でも市主催の桜祭りが行われ、付近の桜並木は花を愛でる人々で一杯でした。

そんな中、私はいそいそと写真機を携えて市内にある成蹊大学へと向かいました。この日は成蹊大でも「桜祭り」が行われ、学外の一般人も自由に入って行けるのです。そして、私はこの日を心待ちにしていました。その理由は、この写真のきのこ、ツバキキンカクチャワンタケです。以前にも紹介しているのですが、このきのこは椿の落ち花を食べるため、椿の花の咲く季節になると生えてくるのです。

椿祭り_f0108133_23195029.jpg

成蹊大の構内には大きな椿の樹があり、その大きさ故に殆ど陽が当たらないその根元には、落ち花が山と積もっていて、ツバキキンカクチャワンタケにとっては絶好の棲息環境となっています。丁度成蹊大が桜祭りを行う頃、構内の大椿も満開を過ぎて花が大量に落ち、彼等も最大の見頃を迎えるというわけです。

椿祭り_f0108133_23201022.jpg

あまり見栄えがしない上、ここまで大量にいると気色悪いと感じられる方も多いとは思うのですが、ここまで見事な場所にはなかなか出会えません。椿の根元に這いつくばるようにして写真を撮る私の背後では、年に一度の桜祭りが賑やかに行われていましたが、この大椿の下はツバキンカクチャワンタケ様ご一行による盛大な椿祭りとなっているのでした。

[写真] ツバキキンカクチャワンタケ:約1.5cm


わざと椿の落ち花を置いてヤラセ撮りするのは、このきのこでは慣例となっているのだが、こうして見ると、新しい落ち花に囲まれたきのこが大喜びしているように見えてくる。何だか「イャッホーッ!!」という歓喜の叫び声が聞こえてくるようだ。


PENTAX *istDS + D FA MACRO 50mm F2.8

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# by at384 | 2006-04-10 23:54 | 菌類

笑ゥポインセチア

笑ゥポインセチア_f0108133_7511140.jpg

これまた新宿御苑の温室で見つけた変なもの話。

クリスマスにはお馴染みのポインセチアですが、花屋さんの店頭で見かけるものの買ったことはなく、そのまま冬を越すとどうなるのかは、まったく知りませんでした。先日新宿御苑の温室を訪れた際、たまたまその成れの果てを見ることになったのですが、面白いというのか不気味というのか、なかなかすごい姿になっていました。

クリスマスの華やかな雰囲気はどこへやら、怪人クチビルゲのようにも、喪黒服造のようにも見えます。

[写真] ポインセチアの実:約5mm


にたーっと笑う怪物を思わせる、不気味な姿。


PENTAX *istDS + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (トリミング)

TrackbackPeople *istDSTrackbackPeople TAMRON AF SP90mm MACRO

# by at384 | 2006-03-21 00:02 | 植物

あらよっ

あらよっ_f0108133_7584016.jpg新宿御苑に出掛けると、必ずと言ってよいほど温室に行っています。毎回訪れたところで、そう何かが大きく変化しているということなないのですが、結構ちょっとした発見があり、なかなか楽しめます。新宿御苑が余りに広いため、かえって狭い温室の方が細かい変化に気が付き易いのかも知れません。

で、この度見つけたちょっとした発見の一つはこの多肉植物です。名前を控えておくのを忘れてしまいましたが、面白い形をしていたので、目に留まりました。球根なのか茎なのかわかりませんが、丸っこい部分のてっぺんから出ているにょろにょろした物が腕のように見えます。
踊りでもしているのか、それとも突っ込みをかわしているのか、とにかくひょうきんな姿です。

ところで突っ込みをかわすと言えば、保険のテレビコマーシャルで、アルプスの少女ハイジとおじいさんが出てくるやつがありますが、私は最初見た時、ハイジが羊たちと踊りながら歌っているのを、おじいさんに「ウチにはパソコンも車もないだろう」と突っ込まれたハイジが「たら〜んす〜いす〜い」と誤摩化しているのかと勘違いしていました。その後画面に文字が出るようになり、「ハロー、スーイスー」と言っているんだと知りましたが、この植物の姿はまさに「たら〜んす〜いす〜い」という台詞が似合いそうです。

[写真] 謎の多肉植物:高さ約20cm


不勉強ゆえ、これが多肉植物なのかどうかはよくわからないが、多肉植物は面白い形の物が多く、見ていて飽きない。


PENTAX *istDS + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

TrackbackPeople *istDSTrackbackPeople TAMRON AF SP90mm MACRO

# by at384 | 2006-03-14 23:38 | 植物

春の使い

椿の花も大分咲いてきたようなので、そろそろ見つかるのではないかと思い、新宿御苑でツバキキンカクチャワンタケを探してみました。最初はなかなか見つからなかったのですが、しばらく探しているうちに勘が戻ったのか、次々と見つけることができました。

春の使い_f0108133_23222515.jpg

春の使い_f0108133_23225764.jpgツバキキンカクチャワンタケは写真のような、茶色いラッパのような形をしたきのこです。
馴染みのない方から見れば地味で怪しげな形なのですが、その生態を知ると、なかなか興味深いものがあります。

きのこと言えば樹や枯葉に生えるものという印象があるのですが、このきのこは椿の花だけに生えます。さすがに森の掃除屋さんと呼ばれるきのこだけあって、生えるのは花と言っても咲いている花ではなく、地面に落ちた花です。そのため、椿の花が落ちる春になると姿を現して、新しい落ち花に胞子を飛ばし、取り付いた胞子は一年間その花とともに土の中で暮らした後、翌春また地表に現れては胞子を飛ばすという生活を送っています。

別に花を愛でているわけではなく、単に食べ物にしているだけなのですが、何処となくのんびりとした性格に感じられ、面白いきのこです。『はなのすきなうし』という絵本がありますが、そのお話に出てくる牛を思い起こさせます。

[写真] ツバキキンカクチャワンタケ:長さ約2〜4mm


このきのこが生えてくると、今年のきのこシーズンの幕開けがやってくる。


PENTAX *istDS + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

TrackbackPeopleきのこTrackbackPeople *istDSTrackbackPeople TAMRON AF SP90mm MACRO

# by at384 | 2006-03-13 23:05 | 菌類