写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。


by at384
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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの五十七作目、クチベニタケです。

f0108133_1882163.jpg以前からずっと作りたいと言っていながらもなかなか見る機会に恵まれず、実際に見たものだけを作るという方針を貫いているため、何とか見られないかと常々思っていました。

そんななか、今年の夏に参加した「博物ふぇすてぃばる!」でたまたま私達の展示をご覧になった那須平成の森のインタープリターのかたからクチベニタケが生えているという話を伺いました。

これは行くしかない、と九月の頭に早速出掛けてついに見ることができ、満を持して作ったのがこの編みぐるみです。

丸く編んだものに、赤い毛糸でコメ印を付けるだけだと思ったのですが、いざやってみると意外な落とし穴が。 この赤い口の部分がなかなかそれらしくできないのです。 あれこれやってみて、なんとか実物の雰囲気に近いものができましたが、どうでしょうか。

なお、今回も交差法による裸眼立体視写真を載せました。
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[写真] クチベニタケの編みぐるみ: 直径約2cm


実物は直径約6mm


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PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2014-09-28 18:55 | 菌類 | Comments(4)

ヤグラタケの住宅事情

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f0108133_17175058.jpgヤグラタケはその風変わりな特徴もあって、大好きなきのこのひとつですが、老菌に生えることから絵に描いたように整った形のものにはなかなか出くわさず、なんとか理想的な形状のものを写真に納めたいと常々思っています。

そんななか、今まで多摩地区を含め都内では見つけられなかったヤグラタケを、長沼公園では一転していくつも見ることができました。 まだ理想的な形には及ばないものの、土台となるきのこの形もそれほど崩れておらず、なかなかの上物です。

f0108133_17262337.jpgただ不思議なことに、どれも土台のきのこがとても小さいのです。 風化して真っ黒になってしまっているので種類がクロハツなのか、別のきのこなのかはわかりませんが、特徴からしてベニタケの仲間であることには変わりないようです。

それにしてもこの小ささ、気候などの要因があるのかもしれませんが、東京周辺の住宅事情を象徴しているかのようで、なんとも皮肉に感じられなくもありません。

[写真] ヤグラタケ: 傘径約2mm〜8mm



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by at384 | 2014-09-28 18:01 | 菌類 | Comments(0)
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今週末は以前から一度行きたいと思っていた、八王子市にある長沼公園を訪れてみました。 ここはきのこの観察会が開かれるなど、多摩地区のなかでも有名なきのこ観察場所のようで、いつもと違う場所ゆえに、深大寺周辺や八国山緑地とはまた異なる種類のきのこを見られるかもしれないという期待があります。

f0108133_15535963.jpg実際に足を踏み入れてみると、雰囲気的に確かに何か違うものが感じられ、今まで見たことのないきのこにもいくつか出会えました。 しかし二週間前の大発生で出尽くしてしまったのか、以降の乾燥続きのためか傷んだものが多く、盛り上がりは今ひとつといったところです。

そんな中にありながら、妙に生き生きとしていたのが色白なテングタケ科のきのこたちです。 菌根菌ゆえこんな気候でも共生相手から水分の供給を受けられるのでしょう。 みずみずしい「猛毒ちゃん」たちにあちこちで出会うことができました。

f0108133_1554555.jpgテングタケ科の白いきのこと言えば猛毒のものが多く、食べる方面に関心が高い世間一般では嫌われているようですが、やはりこの高貴なまでの美しさは圧倒的です。 残念ながら猛毒御三家の勢揃いとはいきませんでしたが、純白の「猛毒ちゃん」たちがぽこぽこ生えているさまは素敵な光景でした。

ただこの長沼公園、よく知らずに「公園」という名前から、よく訪れている八国山緑地と同程度かむしろ歩きやすいぐらいに考えていたのですが、切り立った狭くて急な尾根道がいたるところにあり、規模は小さいものの、部分的には高尾山に匹敵する難所でした。 ちなみに高尾山は安易に思われがちですが、舐めてかかると大変な目に遭います。

せっかくだから全体を把握しようと欲張って、すべての園路を隅から隅までくまなく歩いたのですが、おかげで太ももはすっかりぱんぱんになり、ぐったり疲れて帰ったのでした。

[写真]
ドクツルタケ?: 高さ約6cm
シロタマゴテングタケ?: 傘径約6cm
シロウロコツルタケ: 高さ約4cm



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by at384 | 2014-09-28 17:08 | 菌類 | Comments(0)

牧野記念庭園のきのこ

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乾燥した天候がつづいたせいで、先週末のきのこ大発生がうそのようです。

f0108133_2143887.jpgこのような状態できのこを探し回ってもつまらないので、練馬区にある牧野記念庭園記念館で開催されている企画展『シダときのこ 牧野富太郎と川村清一』を見に出掛けました。

これは『牧野日本植物図鑑』のなかの、牧野富太郎博士自身によるシダの原図と、きのこ類を担当した川村清一博士によるきのこの原図を展示しているもので、きのこの原図は川村博士の出版した『原色日本菌類図鑑』の原図にもなっているそうです。 『原色日本菌類図鑑』は持っていませんが、同じ川村博士による『原色 日本菌類図説』が我が家にあり、そこに載っていた図版の原図も展示されていたので、感慨深く拝見しました。

そして展示を見たあとで庭園内のきのこを探してみたところ、偶然にも原図の展示されていたツチカブリらしききのこが。 乾燥して状態は今ひとつでしたが、よい記念になりました。

ちなみに、この企画展は十一月三日(月)まで開催されています。

[写真] ツチカブリ?: 傘径約3cm



OLYMPUS STYLUS XZ-2

by at384 | 2014-09-21 21:44 | 菌類 | Comments(0)
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本日は予定どおり八国山緑地に出掛けました。

f0108133_23581588.jpg昨日の深大寺の様子から推して、多くのきのこが生えていることは確実でしたが、実際に足を踏み入れてみると多いどころの話ではなく、八国山緑地以外も含めて、今まででこれほど一日で多くのきのこを見たことがないというほどの大発生です。

数はもとより種類もものすごく、同定の苦手な私が判別できただけでも、アイタケ/アカヤマドリ/アンズタケ/イボテングタケ/ウコンハツ/ウスキテングタケ/ウラムラサキ/オオキツネタケ/オオツルタケ/カイガラタケ/カバイロツルタケ/カラカサタケ/カレエダタケ/カワラタケ/キアシグロタケ/キタマゴタケ/キツネタケ/クロハツ/ケショウハツ/コテングタケモドキ/コフキサルノコシカケ/シラゲアセタケ/シロウロコツルタケ/シロオニタケ/シロオニタケモドキ/シロハツ/ダイダイガサ/ツルタケ/テングタケ/テングツルタケ/ナラタケモドキ/ニオイコベニタケ/ニガクリタケ/ニッケイタケ/ノウタケ/ヒメカバイロタケ/ベニイグチ/ホコリタケ/ボタンイボタケ/マゴジャクシ/マントカラカサタケ/ミドリニガイグチ/ムラサキヤマドリタケ/ヤブレベニタケ/ヤマドリタケモドキ/。。。

f0108133_23582185.jpg同定できないものはその倍以上で、今日一日で見ただけでもちょっとした図鑑ができそうなほど。 富士山などからすれば比べるべくもないのでしょうが、ここはあくまで東京都内の緑地です。

しかも単に多いだけでなく、生えかたの愛らしさも最高で、絵になる可愛らしいきのこたちがそこかしこに待っていて、悶絶ものの可愛らしさでした。

今年は気候のせいもあってか、まだ九月のお彼岸前だというのにこの状態です。 これからきのこの最盛期である十月を迎えるわけですが、今からこんなに出てしまっては十月には枯渇してしまうのではないかと、心配になってしまうほどです。

[写真]
シロオニタケ: 高さ約5cm
ウスキテングタケ: 傘径約6.5cm
マントカラカサタケ: 高さ約40cm



PENTAX K-3 + DA21mm F3.2 AL Limited

by at384 | 2014-09-15 01:14 | 菌類 | Comments(0)
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ここのところ深大寺周辺ではいい具合に雨が降っているため、今週は週の中頃からすでに恒例の秋の大テングタケ祭りが始まっていました。

f0108133_061952.jpgそこで週末に入ってさっそく深大寺周辺を探索してみると、テングタケはもう半分ほどしおれている状態ながらも見事な大発生ぶりで、新たな幼菌も発生して大変なお祭り騒ぎとなっていました。

楽しそうに生えているテングタケの集団を撮影しながらすっかり気分も盛り上がりつつ、深大寺境内へも入って行くと、境内は毎年おなじみのウスキテングタケをはじめ、今までこれほど多種類のきのこが一度に生えたことがあっただろうかと思えるほどの大にぎわいです。 これまたおなじみのムラサキヤマドリタケも久々に色形のよい立派なものが見つかりました。

f0108133_061186.jpgさらには今までこの辺りでは見たことのなかったクロラッパタケも、まだ小さいながらもいくつも束になって生えており、ますます気分が盛り上がります。

そしていつものとおり神代植物公園に入り、ここでも数々のきのこと触れ合いながら歩き回っていたのですが、不思議なことに気付きました。 連休にもなると多くの入場者であふれているはずの園内に、妙に人気が少ないのです。 そしてふと園内をみると、あちらこちらに「蚊に注意」の張り紙が。 もしかしてこれが原因でしょうか。

f0108133_071170.jpgその後神代植物公園を出て再び深大寺境内に入り、このきのこの生えっぷりならきっとすごいことになっているだろうと思われる山門付近を探してみると、予想どおりのテングタケ、ニオイコベニタケ、ナラタケモドキ、そしてヤマドリタケモドキのお祭り状態になっていました。

こうして、すっかりきのこ寺になってしまった深大寺を見ていると、八国山もさぞかしすごいことになっているだろうと期待が高まってきました。 ということで、明日は引き続き八国山緑地へ乗り込んでみようと思っています。

ところで深大寺周辺を探索中、毎年春にトガリアミガサタケの生えるあたりできのこを見ていたところ、なにやら一本の樹の根元付近の地面がもぞもぞと動いているのを見つけました。 何だろうと近づいてみて見ると、黒と橙色の縞模様が地面いっぱいに広がって動いています。 そう、なんとそれは大量のオオスズメバチだったのです。 その樹の根元に巣でも作ろうとしているのか、あまりの数の多さに驚きながらも覗き込んでいると、地面にいたハチが次々と飛び立って周囲を飛び回り始めました。

うっかり近付いてしまったのが原因で、警戒の飛行を始めてしまったらしく、慌ててその場から遠ざかりました。 あの周辺できのこを探されるかたは、近付かないほうがよいと思います。

[写真]
テングタケ: 傘径約5cm
ムラサキヤマドリタケ: 傘径約5cm
クロラッパタケ: 直径約8mm
ヤマドリタケモドキ: 傘径約3cm



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by at384 | 2014-09-14 01:17 | 菌類 | Comments(0)

ミミブサタケに大興奮

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那須平成の森の話の続きです。

ガイドウォークに参加してクチベニタケに出会ったあと、時間がまだあったので「ふれあいの森」も探索することにしました。 ガイドウォークで歩いた「学びの森」は環境保全のために自由な立ち入りを制限しているのですが、「ふれあいの森」は自由に散策することができます。

クチベニタケこそいないものの、あちこちに生えている可愛らしいきのこを愛でながら歩いて行くと、草の間に見慣れない形のきのこが生えていました。 形状からしてチャワンタケの仲間ではあるのですが、ウサギの耳が密集して生えているかのような面白い形から、どうやらミミブサタケのようです。

まだまだ先の行程もあったので、その場はひとしきり観察しただけで立ち去ったのですが、「那須の森フィールドセンター」に置いてあったきのこ図鑑でミミブサタケであることを確認したあとになって、どこかで目にした「ミミブサタケが胞子を吹き出す様子がすごいらしい」という話を思い出し、どうしても見たくてたまらなくなりました。

f0108133_23523797.jpg翌日も平成の森を歩く予定であったので、再びミミブサタケの生えていた場所を訪れ、胞子を吹き出す様子を見ることに。 とはいうものの、どうやったら胞子を吹き出してくれるのか知らなかったので、当てずっぽうでとりあえず息を吹きかけたり、きのこを突っついてみたりしました。

しかし、そのようなことをしたところで、何も変化はないようです。 そこでしばらく様子を見ていると、突如ミミブサのひとつから、煙が吹き出すかのように胞子が吹き上がりました。 それをきっかけに、しばし間隔を置いて、あちこちから胞子が噴出し始めたのです。

f0108133_23524321.jpgその吹き出す様子は、何かしらの装置でもあるかのごとく、「シュー」という音が聞こえて来そうな勢いで、まるで蒸気機関車が煙突から煙を吹き出すようでした。

あまりのすごさに写真を撮るのも忘れてすっかり見入ってしまい、あとになってから慌てて写真を撮り出したのですが、最盛期は過ぎてやや薄めになってしまったのと、静止画では軌跡が見られないためか、今ひとつ迫力が伝わらないものの、右の二枚の写真が胞子を吹き上げている様子です。

きのこ自体は微動だにしていないのに、いったいどうしたらこんなに勢いよく胞子を吹き上げることができるのでしょうか。 このウサギの耳のような形に何か秘密があるのかもしれませんが、何とも不思議で面白いものを見ることができました。

[写真]ミミブサタケ: 高さ約6cm



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by at384 | 2014-09-09 00:45 | 菌類 | Comments(3)
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先日の『博物ふぇすてぃばる!』に出展した際に、私達のブースに「那須平成の森」でガイド(インタープリター)をやられているかたが立ち寄ってご覧になってくださり、ひとしきりきのこの話で盛り上がりました。

那須平成の森はこちらのホームページのようなところなのですが、きのこの話で盛り上がった際に、那須平成の森のガイドウォークを行うコースの途中にクチベニタケが生えているという話を伺いました。

f0108133_1250144.jpgクチベニタケはいわゆる腹菌類で、ホコリタケのように丸い袋状の中の胞子が、てっぺんに空いた穴から吹き出るきのこなのですが、特徴的なのはそのてっぺんの部分が赤く色付いていることです。 それが「クチベニ」と言われるゆえんなのですが、薄茶色の丸い体のてっぺんに赤い印がついている様子は、口紅というよりどう見ても「たこ焼き」に紅ショウガが付いているようにしか見えません。 生えている場所柄、コケが貼り付いていたりすることもあるのですが、そうなるとさらに青海苔までかかっているように見えて最高にたこ焼きっぽく見えます。

f0108133_1253474.jpg<2014.11.9 追記>
ちなみに、先日たまたま食べる機会があったので、実物のたこ焼きの写真を撮っておき、比較までに並べてみました。 当然のことながら実際には紅ショウガはこんな乗せかたにはなっておらず、これはわざとクニベニタケっぽく乗せているやらせ写真なのですが、どうでしょう。 大阪のかたからすると異論はあるかもしれませんが、たこ焼きという感じがおわかりいただけるでしょうか。

このクチベニタケ、人によっては「あんなのよく見かける」そうなのですが、私達は一度も見たことがなく、是非一度見てみたいと思っていたきのこでした。 そんなところへ「生えている」という情報を聞いたものですから、「これは行くしかない!」ということになり、この週末に早速ガイドウォークを予約して乗り込みました。

そしてガイドウォークに参加して、「平成の森」の森林や動物たちなどの説明を受けながら歩いて行くと、例のクチベニタケの生えている場所に。 季節的には終わり頃だそうで、ほとんどがつぶれて溶けてしまっている中に、きれいなものが一つだけ残っており、ついにあこがれの「たこ焼ききのこ」に出会うことができました。

[写真] クチベニタケ: 直径約6mm



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by at384 | 2014-09-08 00:25 | 菌類 | Comments(0)