写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。きのこと家庭菜園の話題が多めです。


by at384
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カテゴリ:菌類( 336 )

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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十七作目、ニオウシメジです。

f0108133_010849.jpg以前から予告して、途中経過もお伝えしていたのですが、ようやっと完成しました。 一応実物大ですが、写真では判りにくいかと。

参考にしたのは昨年夏に見に行った、埼玉県久喜市の高柳大香取神社に生えたもので、個々の子実体の大きさが実物大という意味での実物大です。 複数の子実体が株立ちになった塊では、ここのものは複数の株が結合したものもあってとくに大きかったこともあり、小さなほうかもしれません。

f0108133_0102119.jpg今度の「博物ふぇすてぃばる!」に展示する予定ですので、ブースの大きさも考慮して、前半分のみで向こう側は空っぽなのですが、これ以上作るのは体力的な意味でも限界なので、ご容赦いただければと思います。

手前にあるぼこぼこした小さな白いものは、他の編みぐるみと較べても決して小さくないのですが、まだ生え始めの状態の幼菌です。 実際現地で見たときも発生して四日目くらいの幼菌があり、その様子も再現してみました。

余談ですがこれだけ毛糸が大量にあると、糸の製品にもよるのですが、かなり羊毛くさいのと、株立ちの姿を組み立てる際に繊維が飛び、咳き込んで大変でした。 冗談半分に胞子を噴出していると言っていましたが、横に空気清浄機を置きながらの作業でした。

なお、全体を収めるのはできませんでしたが、いつもの交差法による裸眼立体視写真も入れました。

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[写真] ニオウシメジの編みぐるみ: 傘径約20〜30cm、株の横幅約70cm


写真の説明/撮影地


PENTAX K-1 + D FA MACRO 50mm F2.8
PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2017-05-22 00:54 | 菌類 | Comments(0)
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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十六作目、タマハジキタケです。

f0108133_1710362.jpgタマハジキタケはかなり以前に作っていたのですが、その頃はまだ古い余り糸で作っていたこともあり、最近かなり劣化して色がくすんで来てしまいました。

タマハジキタケは自ら胞子塊の粘球を発射するという過激な個性を持つきのこなので、展示の機会があれば毎回出しています。 今年は博物ふぇすてぃばる! もあるので、これを機に作り直そうということになり、あわせて現在実物の二十倍もある大きさも、もう少し実際のものに近付けることにしました。

f0108133_1710254.jpgとはいうものの、さすがに直径が1ミリあるかないかという極小きのこなので、実物大というわけには行かず、十倍の1センチが精一杯ですが、それでも糸の色を実際の色に近いものにしたこともあって、より実物に近い雰囲気を出せたのではないかと思います。

ちなみにかなり細かなところではあるのですが、子実体に抱え込まれたままの粘球と、発射されて転がっている粘球とでは糸の色を使い分けています。 抱え込まれているほうの粘球がやや黄色っぽい色になっているのですが、これは子実体の黄色が透けている感じを再現しようとしたものです。

なお、毎度のことですが今回も交差法による裸眼立体視写真を載せました。

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[写真] タマハジキタケの編みぐるみ: 直径約1cm


実際の大きさは1mmほどしかないので、これでも実物の10倍


PENTAX K-1 + D FA MACRO 50mm F2.8
PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2017-05-13 17:54 | 菌類 | Comments(0)
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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十五作目、シロオニタケの幼菌です。

f0108133_23225439.jpgシロオニタケの編みぐるみはかなり以前に成菌を作っているのですが、やはりシロオニタケは幼菌もないとだめでしょう、ということで追加することになりました。

いかにも強面そうな雰囲気の名前に反して、成菌はぬぼおーっとした脱力系の面白さがありますが、幼菌のほうは可愛らしさがぎゅっと凝縮した印象があります。 数あるきのこの中でも、この可愛らしさは群を抜いていて、人それぞれ好みはあるでしょうが、私は一番だと思っています。

そんなシロオニタケの幼菌ですが、かなり実物の雰囲気を再現できているのではないでしょうか。 シロオニタケの可愛らしさはその大きさの寄与するところもあって、写真ではその大きさまで伝えきれないのが残念ですが、周囲の景色から浮きまくりの佇まいも含めて、最高に可愛らしくできています。

なお、今回も交差法による裸眼立体視写真を載せました。

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[写真] シロオニタケ幼菌の編みぐるみ: 高さ約15cm


実物は八国山緑地で撮ったもので、同じくらいの大きさ


PENTAX K-1 + D FA MACRO 50mm F2.8
PENTAX K-5 + DA21mm F3.2 AL Limited
PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2017-05-05 00:04 | 菌類 | Comments(2)
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今年の春は桜の頃によく雨が降ったため、久々にアミガサタケが大量に生えるのではと期待して、以前見つけた場所を片っ端から見回ってみたのですが、まったく見つかりません。

f0108133_21241646.jpgそうこうしているうち、神代植物公園のツイッターに、アミガサタケが園内に出ているとの投稿を見つけました。 その生えているという場所は、若い小さな木を除いてほとんど桜がありません。

緑地だらけのこの周辺をしらみつぶしに探すなど到底不可能なため、桜の周囲に的を絞って探しており、ここは全く探索場所から除外していました。

f0108133_2124276.jpg公園事務所のツイッターに書かれた場所に行ってみると、なんと植え込みの草むらに点々と何本ものアミガサタケが出ています。 さらに面白いことには、伊豆諸島の植生を再現するためにスコーリアだらけで草一本生えていない場所に、何本も立派なアミガサタケが生えています。

しかも不思議なことに、その中でも生えている場所は、プラスチック製の擬木が立ててある周囲に限られているのです。

f0108133_2125194.jpgアミガサタケがアルカリ性土壌を好むため、コンクリートブロックの脇から生えていることはよくあるのですが、なぜプラスチックの擬木の根元なのでしょうか。

考えられることは、地中を這って行った菌糸が異質なものにぶつかって刺激を受け、子実体を出したというところでしょうか。 残念ながらまだ真相はわかりません。

ただひとつ言えることは、アミガサタケの生える場所はやはり気まぐれで予測不可能ということで、今回もまた見事に裏をかかれたということです。

[写真] アミガサタケ: 高さ約4cm〜9cm


一番上の写真は、なぜか一本だけ巨大化したもの


OLYMPUS STYLUS 1s

by at384 | 2017-04-29 22:28 | 菌類 | Comments(2)
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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十四作目、ニクウチワタケです。

f0108133_21341498.jpgニクウチワタケは俗に硬質菌と呼ばれている類の、枯れ木などに生える地味なきのこの一つなのですが、ある面白い特徴があります。 それはしばしば盛んに成長する主に幼菌のときに、分解水と呼ばれる水滴を吹き出すことです。

なかでもニクウチワタケの分解水は赤茶色をしており、ネット上で流血キノコなどとしばしば話題に上るHydnellum peckiiほどではありませんが、本体が地味なわりには、この特徴のために意外と名を知られているようです。

f0108133_21174368.jpgこの手のよく分解水を吹き出すきのこは他にもいくつかあり、まねき屋お〜のさんのブログに詳しい話が載っていますが、以前にも無色透明な分解水を吹き出すツガサルノコシカケの幼菌を編みぐるみにしています。 その時は赤いビーズがまだ見つからなかったので、ニクウチワタケのほうはお預けとなっていたのですが、ようやっと材料が手に入り、こちらも念願かなって作品化と相成りました。

f0108133_21173069.jpg赤い水滴についてはその気持ち悪さから、とかくネット上では流血だ猛毒だとデマも含んでわざわざ【閲覧注意】などと記載するなど、やや大袈裟な取り扱いがされているようで、どうかという意見もあるようですが、今回の作品はこうした傾向に悪乗りして、不気味さを前面に押し出したものにしてしまいました。

きのこに詳しいかたからはお叱りを受けてしまうかもしれませんが、生態も含めてきのこのキモ可愛らしさを表現し、多くの皆さんに興味を持ってもらいたいということで、お許し願えれば幸いです。

それにしてもこの作品、ちょうどいい感じのビーズが手に入ったこともあり、雰囲気もかなりよく再現できていて、抜群の気持ち悪さ可愛らしさとなりました。

今回も交差法による裸眼立体視写真を載せます。

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[写真] ニクウチワタケの編みぐるみ: 直径約6cm


実物の写真は深大寺近辺で撮ったもので、大きさはまちまち


PENTAX K-1 + D FA MACRO 50mm F2.8
OLYMPUS STYLUS 1s
PENTAX K-3 + DA35mm F2.8 Macro Limited
PENTAX K-7 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2017-04-16 22:37 | 菌類 | Comments(2)
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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十三作目、ツチグリです。

f0108133_11323469.jpgツチグリの編みぐるみは過去すでに作っているのですが、数々のきのこの中でもとくに気に入っているうえに、開きかたやつぶれ具合などの違いでさまざまな表情があって、それを再現しようとまた手掛けることになりました。

f0108133_11324860.jpgというわけで、今回は普通に全開しているもののほか、開きかけのもの、古くなって潰れているものの三種類になっています。 厳密には湿度の違いで外皮の丸まりかたが変わってくるため、これらの状態が同時に見られることはあり得ないのですが、そこはご愛嬌ということで大目に見ていただければと思います。

f0108133_11324293.jpgツチグリといえば外皮の内側のひび割れ模様が特徴で、前作でもこれを再現するのに苦心したのですが、やはり今回の課題もここにありました。 状態によって部分的に剥がれていたり、ひび割れが大きかったり細かったりと、実際には一つとして同じものはないほどの不規則さと多彩さなのですが、模様の不規則さは別として、雰囲気は前作以上によく出ているのではないでしょうか。

そして今回もまた、交差法による裸眼立体視写真を載せました。

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[写真] ツチグリの編みぐるみ: 直径約8cm


実物の写真はいろいろな場所で撮ったもので、直径はほぼ同じ


PENTAX K-1 + D FA MACRO 50mm F2.8
PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited
PENTAX K-3 + DA35mm F2.8 Macro Limited
PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2017-04-09 12:51 | 菌類 | Comments(2)
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先日久々にしっかりと雨が降り、その後暖かい日が続いたので、そろそろで始めてはいまいかと深大寺近辺のいつもの場所にトガリアミガサタケを探してみました。

f0108133_21103017.jpg昨年は3月13日にかなりの数を見つけ、今年は暖冬の影響で早めに出ているのではと思ったのですが、記録的な少雨の影響か、先日の雨が嘘のように地面が乾いており、出だしからかなり望み薄な気配が漂っています。

イチョウの落ち葉がかなり積み重なった場所なので、踏ん付けてはいけないと恐る恐る足元を確かめながらしばし探していたところ、ようやっと落ち葉の間からまだ若々しい半透明の頭部が。

f0108133_21103715.jpgしかし角度がやけに寝ているのが気になり、そっと周囲の落ち葉を取り除いたところ、柄がポッキリ折れてしまっています。

それをきっかけに周囲から見つかり出したものの、完全に折れて乾涸びているものがひとつ、折れかけているものがひとつ、ようやっとひとつだけ一番小さな幼菌が無事な姿で見つかって、結局これ以上探し回って落ち葉の下の幼菌を踏んでもいけないと、わずかながらも春を実感できたところで引き上げました。

ちなみに写真は撮っていませんが、帰り道に野川でここのところしばらく目にしていなかったカワセミの姿にも出会え、ますます春本番は近づいているように思えます。

[写真] トガリアミガサタケ: 高さ約2〜4cm



OLYMPUS STYLUS 1s

by at384 | 2017-03-05 21:54 | 菌類 | Comments(0)

今年もきのこ雛

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ここ数日時間が取れず、ひな祭りが過ぎてしまいましたが、昨年妻が作ってくれた「きのこ雛」を今年も飾りました。 ちなみに横に置いてあるのは、まねき屋お〜のさんのまねき猫です。

ところで春といえば一昨日しっかりと雨が降り、その後暖かい日が続いたので、そろそろトガリアミガサタケが気になる頃です。 深大寺のだるま市は土曜日で終わってしまいましたが、昼食と散策を兼ねながら探しに行ってみようかと思っています。

なお、昨年きのこ雛を紹介した時に立体視写真がなかったので、交差法による裸眼立体視写真を載せてみました。 後ろに見えているのは高野さんのキノコランプで、電池が消耗してわかりにくいながらも、一応点灯しています。
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[写真] きのこ雛: 幅約18cm



OLYMPUS TG-3 Tough
PENTAX Optio 750Z

by at384 | 2017-03-05 00:18 | 菌類 | Comments(0)
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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十二作目、ロクショウグサレキンです。

f0108133_1643896.jpg鮮やかな色でまさに編みぐるみ向きのきのこなのですが、今までヒメロクショウグサレキンは何度か見ていたものの、なかなかきれいな色のものに出会っておらず、手がける機会がありませんでした。

ロクショウグサレキンといえば、子実体の色のみならず菌糸までしっかり青緑色のために、生えている木材が真っ青に染まるという特徴が有名ですが、なかなか糸でそれを再現するのが難しく、青緑の糸で点々とかがって雰囲気を表現しているのがご愛敬です。

ちなみに実物の写真は光の当たりかたの加減もあって、あまり木材が青くなっていないように見えますが、写真の範囲より上のほうがわずかに青く染まっています。

なお、こちらも交差法による裸眼立体視写真を載せました。

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[写真] ロクショウグサレキンの編みぐるみ: 直径約1cm


実物の写真は那須平成の森で見つけたもので、直径は5mm程度


PENTAX K-1 + D FA MACRO 50mm F2.8
PENTAX Optio 750Z
OLYMPUS TG-3 Tough

by at384 | 2017-02-19 16:33 | 菌類 | Comments(0)
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妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十一作目、カニノツメの卵です。

f0108133_1523112.jpg成菌のほうは以前作ったものなのですが、じつはその時はまだ卵がなかったため、写真撮影だけツマミタケの卵を借りて間に合わせてしまいました。

しかし実際に何度かカニノツメの卵を見ていると、その地球外生物のごとき妖しさ、卵の膜を破って出ようとする腕と、グレバが透けて見えている様子が作品として再現されていないのが、なんとも物足りなくなってきます。

f0108133_1523875.jpgそこで既にある成菌の編みぐるみに追加して、そのまさに孵化しようとする卵も作ってみました。 もちろん、卵の膜の裂け目の透けている様子も可能なかぎり再現しています。

スッポンタケ科、アカカゴタケ科の妖しい悪臭系きのこのなかでは見かける機会が多く、平凡な存在と見られがちですが、私たち夫婦がまだきのこ観察を始めて間もない頃に見て驚いたということもあって、カニノツメは思い入れの強いきのこです。

そんなこともあり、悪趣味ではありますが、この卵が加わって妖しさを増したカニノツメの編みぐるみを眺めては、夫婦して喜んでいます。

なお毎度のことですが、いつもの交差法による裸眼立体視写真も載せました。

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[写真] カニノツメの卵の編みぐるみ: 直径約3cm


実物は深大寺近辺で見つけたもので、直径約2cmくらい


PENTAX K-1 + D FA MACRO 50mm F2.8
PENTAX Optio 750Z
OLYMPUS STYLUS 1s
PENTAX K-5 + DA35mm F2.8 Macro Limited

by at384 | 2017-02-19 15:53 | 菌類 | Comments(0)