写真初心者のおっちゃんが、身近な生き物について、下手くそな写真と駄文で観察日記風に綴ります。きのこと家庭菜園の話題が多めです。


by at384
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カテゴリ:魚類( 3 )

クロマグロの突進

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葛西臨海水族園の続きです。

この水族館の展示の目玉が大型回遊魚の水槽です。円周形の水槽を何十匹もの巨大なクロマグロや、カツオが悠々と泳いでいるのですが、この日は少々様子が違っていました。

マグロが悠々というより、かなりの速さでびゅんびゅんと目まぐるしく泳ぎ回り、しばしば水槽の一角で二匹のマグロが喧嘩でもするように突然追いかけっこを始めるという光景を目にしました。巨大なマグロが猛烈な速さで水槽の中を突進するさまは、銀色で紡錘形の体ということもあり、魚より弾丸といった感じで、もの凄い迫力です。その都度、自分も含めて水槽の周囲の観客から、一斉に「おおっ」という興奮めいたどよめきが起きていました。

飼育員さんの説明では、もうじき餌の時間になることと、ちょうど今が繁殖期に当たっていることが重なってこのような状態になっているとのことでした。言われて初めて気付いたのですが、一部のマグロの体にはこの時期だけに見られるという、うっすらとした縦縞が浮かび上がっていました。

餌の時間になると興奮して産卵が始まるかもしれないということなので、その時間に戻って来て待ち構えていると、水槽の上から餌が投入された途端、マグロたちが狂ったようにめちゃくちゃな方向に泳ぎだし、それと同時に水槽のあちこちで煙が吹き出すように白濁し始めました。マグロたちが餌そっちのけで一斉に産卵と放精をはじめてしまったのです。

暫くすると興奮も治まってマグロたちは餌を食べ始め、白濁した水も浄化装置の作用で澄んできました。飼育員さんの話では、目を凝らすと直径一ミリ程度の透明な卵が見えるとのことで、よく探してみると、何となく透明な丸いものが漂っているようにも見えます。それが本当に卵なのかは確信が持てませんが、どのみちそのような感じのものなのでしょう。

マグロの産卵風景を見たのは初めてでしたが、サケとイクラの比率から想像すれば、マグロの卵など直径一センチくらいあってもよさそうな気がするだけに、この大きさは意外でした。

私はと言えば、あまりの迫力につられ、動きものの撮影はただでさえ大の苦手だというのに、ついつい夢中になって流し取りでマグロの姿を納めようとしましたが、あまりの速さと大きさで、頭を画面の隅っこに捉えるのが関の山でした。

[写真] クロマグロ:体長約2m


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PENTAX K20D + DA35mm F2.8 Macro Limited

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by at384 | 2008-07-20 12:21 | 魚類 | Comments(0)
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今日の夕食は鯛の炊き込みご飯にしようと、魚屋さんで真鯛の切り身を購入しました。炊飯器に切り身を骨ごと入れてご飯を炊き、炊きあがったら骨を取ってご飯と混ぜたのですが、その時、写真のような異様な形をした骨が現れました。病気か、寄生虫か、それとも科学物質による奇形かと不安になったのですが、既にご飯に入れて炊いてしまったしと、あっさり開き直って何事もなかったかのように食べてしまいました。

それでも気にはなったので夕食後に調べてみると、何とこれはそのような物騒な代物ではなく、「鳴門骨」や「うぐいす骨」と言われる、結構名が知れたものだということがわかりました。詳しいところはわかりませんでしたが、鯛が流れの激しい海を必死に尾びれを振って泳ぐうちにできるもので、これがあるということは高級天然真鯛の証しなのだそうです。このような鯛は普通は高級料亭に行ってしまい、庶民の口に入ることは希などという話もあるようですが、我が家は当然そんな高級なものなど無縁で、この鯛も吉祥寺ロンロンの魚屋さんでごく普通に積まれていたパック入りのものでした。

高級料亭うんぬんという話の信憑性は別として、この骨のある鯛が美味であることは間違いないようで、実際今回の炊き込みご飯を食べながら、過去に食べたものと比較して鯛の身が水っぽくなく、味もしっかりしてとても美味しくできていると、妻も私も思っていました。ちなみに、後でゴミ入れの中からパックに貼ってあったラベルを引っ張りだして見てみると、長崎県産になっていました。ということは玄界灘の荒波を泳いでいた鯛でしょうか。

ともあれ、美味しい鯛を食べられたし、新たな知識も得られたしと、いい経験をさせてもらいました。

[写真] 鯛のうぐいす骨(鳴門骨):瘤の直径約8mm



PENTAX Optio 750Z

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by at384 | 2008-05-18 23:33 | 魚類 | Comments(4)

甘鯛の鱗に富士の山

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一瞬何の写真かといぶかる方もいらっしゃるでしょうが、甘鯛の切り身を接写したものです。

先日テレビ番組で甘鯛の話題が取り上げられており、その中で、徳川家康が鱗に富士の形のある甘鯛を献上され喜んだ、という逸話が紹介されていたそうです。という話を妻から聞き、興味を覚えたのですが、今日たまたま魚屋さんで甘鯛の切り身を買い、焼こうとした妻から「ほら、富士山の形の鱗がある」と言われて見てみると、逆さながらも確かに富士の稜線を思わせる末広がりの筋が入っています。

試しに他の取り残しの鱗を探して見てみると、うっすらと富士山の形が見て取れましたが、この写真のものほどはっきりしたものは残っていませんでした。どうやら部位によって明瞭さは異なっているようです。

初夢ではありませんが、思いがけずこんなところに富士山の姿を見ると、家康ならずともおめでたいような心持ちがし、何だか嬉しくなります。あと一月余の今年ですが、嫌な話題ばかりが耳に入る中、いい話題が聞けるといいですね。

と、無駄知識めいた話はともあれ、日本人にとって富士の山は特別な物なのだと、改めて認識させられる出来事でもありました。

[写真] アマダイの鱗:幅約5mm



PENTAX Optio 750Z (トリミング)

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by at384 | 2006-11-23 22:52 | 魚類 | Comments(0)