オオミスジコウガイビル招致【閲覧注意】
2017年 06月 25日
久々にしっかりと雨が降った今日、昼前に雨が止んだので昼食と散歩を兼ねて久々に深大寺近辺に出かけたところ、道端にオオミスジコウガイビルがいるのを見つけました。 じつは昨年からずっとオオミスジコウガイビルがいないかと探しており、見つけたら捕獲しようとビニール袋を持ち歩いていたので、さっそく袋に。 家に持ち帰り、庭に放すのが目的です。
これからの季節、我が家の庭の野菜はナメクジが跋扈して野菜を食い荒らします。 野菜を食い荒らすのはアブラムシをはじめ、バッタや芋虫の類など他にも色々いるのですが、これらはテントウムシ、クモ、カマキリ、アシナガバチなど天敵がしっかりいて、昼間にも姿が見えるので最悪手で駆除することも不可能ではありません。
しかし、ナメクジは夜行性で庭には今のところ天敵もとくにいないため、雨の多い季節はやりたい放題になってしまいます。 ナメクジの天敵としてはオサムシ、マイマイカブリ、コウガイビルが知られているため、これらを見つけたら是非連れてこようと、袋を持ち歩いていたわけです。 なかでも飛んで行ったりしないコウガイビルは、見た目の気持ち悪さこそありますが、うってつけの存在です。 難があると言えば土壌改良の担い手であるミミズも食べてしまう点ですが。
捕獲したオオミスジコウガイビルは、毎年ナメクジが最も多く見つかる日陰のじめじめした一角に放しました。 放されたオオミスジコウガイビルはしばらく土の上を這い回っていましたが、やがて土の中に潜って姿が見えなくなりました。
オオミスジコウガイビルは外来種だそうなので、厳密に言うならそれを放すことは問題なのかもしれませんが、今のところ生態系を乱すという話も聞かないので、そこは大目に見ていただければ。
ちなみに見つけた個体は体長30センチ程度の、この種類としては小ぶりのものでしたが、餌のナメクジが豊富だと1メートル近くなるとか。 なお、プラナリアと同じ扁形動物で再生力が極めて強いので、切断してから放すことも考えましたが、ただでさえ気持ち悪いので、とりあえずそのまま切らずにおきました。