きのこの編みぐるみ 〜 タマハジキタケ(その2)
2017年 05月 13日
妻が作ってくれたきのこの編みぐるみの七十六作目、タマハジキタケです。
タマハジキタケはかなり以前に作っていたのですが、その頃はまだ古い余り糸で作っていたこともあり、最近かなり劣化して色がくすんで来てしまいました。
タマハジキタケは自ら胞子塊の粘球を発射するという過激な個性を持つきのこなので、展示の機会があれば毎回出しています。 今年は博物ふぇすてぃばる! もあるので、これを機に作り直そうということになり、あわせて現在実物の二十倍もある大きさも、もう少し実際のものに近付けることにしました。
とはいうものの、さすがに直径が1ミリあるかないかという極小きのこなので、実物大というわけには行かず、十倍の1センチが精一杯ですが、それでも糸の色を実際の色に近いものにしたこともあって、より実物に近い雰囲気を出せたのではないかと思います。
ちなみにかなり細かなところではあるのですが、子実体に抱え込まれたままの粘球と、発射されて転がっている粘球とでは糸の色を使い分けています。 抱え込まれているほうの粘球がやや黄色っぽい色になっているのですが、これは子実体の黄色が透けている感じを再現しようとしたものです。
なお、毎度のことですが今回も交差法による裸眼立体視写真を載せました。