トガリアミガサタケが深大寺に春を運んできました
2017年 03月 05日
先日久々にしっかりと雨が降り、その後暖かい日が続いたので、そろそろで始めてはいまいかと深大寺近辺のいつもの場所にトガリアミガサタケを探してみました。
昨年は3月13日にかなりの数を見つけ、今年は暖冬の影響で早めに出ているのではと思ったのですが、記録的な少雨の影響か、先日の雨が嘘のように地面が乾いており、出だしからかなり望み薄な気配が漂っています。
イチョウの落ち葉がかなり積み重なった場所なので、踏ん付けてはいけないと恐る恐る足元を確かめながらしばし探していたところ、ようやっと落ち葉の間からまだ若々しい半透明の頭部が。
しかし角度がやけに寝ているのが気になり、そっと周囲の落ち葉を取り除いたところ、柄がポッキリ折れてしまっています。
それをきっかけに周囲から見つかり出したものの、完全に折れて乾涸びているものがひとつ、折れかけているものがひとつ、ようやっとひとつだけ一番小さな幼菌が無事な姿で見つかって、結局これ以上探し回って落ち葉の下の幼菌を踏んでもいけないと、わずかながらも春を実感できたところで引き上げました。
ちなみに写真は撮っていませんが、帰り道に野川でここのところしばらく目にしていなかったカワセミの姿にも出会え、ますます春本番は近づいているように思えます。