きのこの編みぐるみ 〜 ベニテングタケ
2013年 11月 10日
以前、ベニテングタケをどうしても見たくなって、ペンションきのこに行った話を記事にしましたが、そのときに見たベニテングタケの可愛らしさに、あまりにありがちな題材とはいえ、どうしても作らずにはいられなくなったようです。
じつは最近きのこの編みぐるみの記事に「余り糸で」という言葉を付けていないのですが、これは欲しい色や質感の余り糸を待っていては、いつまでたっても作りたいきのこを手掛けられないために、きのこ用の糸を買うようになっているからで、このベニテングタケも傘に使った糸は、このために探して購入しました。
そんなベニテングタケの編みぐるみですが、きのこの編みぐるみというと世間一般ではやはりベニテングタケを模したものというのが相場です。
安易に作ってしまっては、単に赤い傘に白い斑点という「かわいい毒きのこちゃん」とでもいうような、いかにも雑貨という感じの作品になってしまいますので、色や形、とくに傘の表面についたつぼの破片の付きかたには相当気を使っていたようです。
こうして試行錯誤を繰り返しながら編んだ作品ですが、そのかいあって毛糸で編んだものとしてはこれ以上はないほど生々しくできたのではないかと思います。
おりしも、東京では関西より数週遅れで放映される『探偵!ナイトスクープ』で、『ベニテングタケを見たい』と三歳の男の子がペンションきのこに行って、ベニテングタケを見つける話が流れていましたが、テレビの前にこの編みぐるみを置いて、夫婦して喜んで見ていました。
なお、またいつも通りの交差法による裸眼立体視写真も載せておきます。
ところで、ベニテングタケにちなんでですが、こんなものを作ってみました。赤いベレー帽に、白いフェルトの点々をちりばめて、いかにもベニテングタケっぽくしてみたものです。
いい歳をしたおっさんが、何をやっているんだかという感じではありますが、きのこ関連の催し物の際には「正装」としてかぶって行こうかと思っています。
『探偵!ナイトスクープ』に出ていた男の子は最初、「将来ベニテングタケになりたい」と言っていたのが、最後には「タマゴタケになりたい」に変わってしまいましたが、私はこれでちゃんとベニテングタケになります。