オカワカメの栽培を終了しました
2012年 10月 14日
オカワカメ栽培2012: 28
苗を植えてから百四十七日後のオカワカメの様子です。
六月から三ヶ月半にわたって育ててきたオカワカメですが、花はまだ残ってはいるものの、大変は黒ずんで汚らしい状態で、葉のほうも大きな葉はほとんど落ちてしまい、残った葉も色あせて黄色っぽくなって、先週よりもさらにみすぼらしい状態になってしまいました。
先週の段階では、どうしようかと迷っていたのですが、今週期待していた雨が降らず、土がカラカラになってきのこも期待薄なので、急きょ今朝オカワカメをすべて刈り取ることにしました。
そこで最後ということで、なんとか食べられそうな葉と、あまりおいしくないという噂のむかごを収穫しようと思ったのですが、葉はほとんど使い物にならず、むかごも大きなものはそこから花芽が出てやせ細ってしまったため、あれだけ大きく育てていながら、結局かろうじて食べられそうなものはほんの一握りとなってしまいました。
さらには、先に網を手すりから取り外してしまったところ、網にがっちりと巻きついたつると網がぐしゃぐしゃに絡まってしまい、外すのにたいへん往生しました。 昨年までのゴーヤーの場合、茎が直接網に絡まるわけではなく、腕のように伸びた細いつるが巻きついていただけでしたので、外すのが楽だったのですが、オカワカメでは太くて固い茎自体が絡みついているため、茎をはさみで分断して行かないと外すことができないのです。 そのうえ興味本位に花を咲かせてしまったのですが、花穂がこれまた細かく枝分かれして外しにくさに輪をかけるといった始末で、とにかく大変な目にあいました。
冷静に考えれば予想できたことでしょうが、網を外す前に、先に絡みついた茎を細かく切っておくべきでした。
今日はつるの始末だけですっかりやる気をそがれてしまったので、とりあえず地下茎は土に埋まったまま残してありますが、オカワカメは寒さに弱いとのことですので、後日掘り出して、春まで室内で保管しておくつもりです。 地下茎は地表に露出しているだけでもかなりの量があり、このぶんなら地中にも相当な量が埋まっていると思われますので、来年はこの地下茎から育てて行こうと思います。
今年のオカワカメ栽培はこれで終わったわけですが、備忘録を兼ねて、今回の経験から学習したことを記しておこうと思います。
まずは、枝分かれとつるの伸ばしかたですが、これはあまりつるが伸びてから枝分かれさせると、上のほうばかり葉が混んで下がスカスカになってしまうのと、密度をかせごうとしてつるをくねくねと曲げて絡ませると、栽培が終わってつるを網から外すのに、今回のように大変苦労することになるので、なるべく早いうちに枝分かれさせて必要なつるの本数にしておき、まっすぐつるを伸ばしたほうがよさそうです。
また、オカワカメの花はいい香りがするといっても非常に弱く、そのいっぽうで花穂が細かく枝分かれして、これまたつるを網から外すのに手こずるもととなったり、散った花の掃除が大変なので、どうしても花を見たいというわけでもないかぎり、花の咲く前につるを刈り取ってしまったほうがよいかもしれません。
気がつけば当初の期待は大きく外れて、あまり葉を食べることはできず、緑のカーテンも中途半端に終わってしまいましたが、異様なまでの生命力には好奇心をかき立てられ、楽しませてくれたオカワカメに感謝しつつ、今年の栽培記録を終えることにします。
ありがとうございました。
ところで、ついでになりますが、オカワカメの刈り取りとあわせて、バジルも残った葉をすべて収穫し、茎もばっさり切り取って栽培を終えました。