関内さんの木彫りきのこ(7)
2012年 05月 05日
(関内さんの作品についてはこちらに詳しい説明があります)
これまでは木の風合いを生かした作品をご紹介してきましたが、今回は明確に彩色した作品群です。
まずはムラサキヤマドリタケです。
台座の表面はニスで仕上げられているようですが、きのこ本体は全面的に彩色されています。 画材のことはあまり詳しくないので正確なところはわかりませんが、耐水性があるようですので、アクリル絵の具が使われているのではないかと思います。
もちろんイグチの仲間ですので、ちゃんと管口も開けられています。
こちらはアシナガイグチと伺いました。
この作品では台座も彩色されています。 もちろん管口もしっかり開いています。
ところでこの作品は「No.113.A」と、番号の後になぜか「A」が付いています。 理由は伺っていないのですが、もしかすると対になる作品があるのかもしれません。
こちらはササクレヒトヨタケです。
これまで紹介したものは、どちらかといえば傘の表面がつるんとしたものでしたが、この作品ではササクレヒトヨタケに特有のささくれまで作り込まれ、溶けかけた傘の周囲が裂け始めているところもあるなど、かなり細かな細工が施されています。
また、他の作品では見かけなかったのですが、台座の部分が単に塗りつぶされているのではなく、シダの葉まで描かれるなど、可愛らしい作品となっています。