これで本当のきのこじまい
2011年 11月 15日
先日きのこ探しは終わりなどと書いたのですが、やはり今年は時期をうまくつかめなかったために今ひとつ盛り上がりに欠け、物足りなく感じていました。 そんなところにちょうどいい具合に雨が降って、いても立ってもいられなくなり、買い物に行く前にいつもの深大寺周辺をさっと一回りすることにしました。
はなから期待し過ぎていないせいもあったのでしょうが、結果的には名前もわからない小さなきのこが大部分だったものの、この秋いちばんの充実ぶりで、ようやっと溜飲を下げることができました。
しかも、先日見つけたクロノボリリュウタケの幼菌と思われるきのこがどうなっているのか気になり、まさか残っているとは思わないながらも一応確認してみたところ、なんと二週間経っているにもかかわらず無事で、立派に成長していました。 あまり大きくはなっていませんでしたが、特徴もはっきりし、クロノボリリュウタケであることが確認できました。
その後、買い物で吉祥寺に出たついでに調子に乗り、あくまで散歩と言い聞かせつつも井の頭公園を、地面に視線を這わせながら歩いていたところ、なんとも幸運なことに、今度はスッポンタケに遭遇してしまいました。
積み重なった落ち葉の山から頭を抜くことができず、お辞儀したままの姿ではありましたが、最後の最後にまた大好きな異形のきのこに出会うことができました。
全体としては不作な秋ではありましたが、おかげですっかり気分は満ち足りて、思い残すことなく今年のきのこの季節を終えることができました。