我が家のプランターにきのこが帰ってきた
2011年 07月 15日
ようやっと我が家のプランターにきのこが帰ってきました。
昨日の午後、帰宅して何気なくゴーヤのプランターを覗いたところ、なんと土の表面にきのこが生えているではありませんか。 特徴からして、おそらく小型のヒトヨタケの仲間のようです。
我が家のプランターに最後にきのこが生えたのは、五年も前のことで、久々のきのこの訪問に大喜びしてしまいました。
普通ならプランターや花壇にきのこが生えると、気持ち悪がって、どうしたら駆除できるかなどと掲示板などに問い合わせたりするところなのでしょうが、私から見れば正反対で、むしろ喜ぶべきことなのです。
私の考えではそもそも、きのこという生き物はとても繊細で競争に弱いもので、他の細菌やカビがはびこっている環境では生きて行けないものだと思っています。 プランターの土を何年も使い回していたり、化学肥料の多用により酸性化していたりすると棲息することができないのです。
つまり、きのこが生えるのは良い土であることの証明で、化学肥料やら使い回しによりずっときのこも生えない劣悪な状態になっていた我が家のプランターが、ようやっとまともな土に戻ったということなのだと考えています。
我が家のベランダでは、昨年から土をコンテナに入れて交代で休ませ、果物の皮やらコーヒーかすやら使い捨てカイロの中身やらを入れて土壌改善を図っていたのですが、それが功を奏したのかもしれません。
今年はバジルの元気が大変良く、例年なら梅雨に発生する病気にもまったくかからなかったのですが、これも土壌改善の効果なのかもしれません。
そんな我が家のプランターの守り神であるきのこですが、翌朝には右の写真のようにすっかり傘がひらき、午後には完全にしなびて溶けてしまいました。 きのこの同定は苦手なので、自信はありませんが、クズヒトヨタケではないでしょうか。