バジルの腋芽が成長
2011年 06月 19日
バジル栽培2011: 10
種蒔きから四十五日目のバジルの様子です。
今週はいかにも梅雨らしい、すっきりしない天気が続いたのですが、バジルの急成長ぶりは鈍るどころか、ますます加速しているような気すらします。 やはり先週末に間引いたのが効いたのでしょうか。 葉の色つやも健康的で、この時期一番心配な病気の気配も今のところまるでなく、もう既に間引いたのが嘘であったかのように、大きく育ったバジルの葉がすき間を埋め尽くしています。
そして、先週早くも現れた腋芽もぐっと成長して、芽というよりすっかり一人前の葉っぱになり、もうその先端からは次の葉が顔を出しています。
毎年病気がちで気を揉むはずの梅雨で、しかも例年より梅雨入りが異様に早く、天候も絵に描いたような梅雨だというのに、いったい今年は何が違うのだろうと不思議な気がします。
今までと違うところといえば、昨年から休ませている土をコンテナに入れて、コーヒーかすやら、みかんの皮やら、使い捨てカイロの中身やらを突っ込んだものを使用しているのと、種蒔き前に元肥をちゃんとやったことと、まめに間引きを行っていることぐらいです。 しかも水やりが面倒になので、雨が多いのをいいことに、雨のかかる場所にプランターを置き、放ったらかしにしている始末です。
おかげで下のほうははねた泥がこびり付いてたいへん汚らしい感じになっているのですが、そもそも野生の状態ではそれが当たり前のことなのですし、もしかすると、そんな野放し状態でかえってたくましく育っているのかもしれません。
ところで、腋芽が側枝になりつつあり、本葉も十枚目のものが出てきているので、そろそろ摘心の時期かもしれません。
話は変わりますが、たまたま網戸にテントウムシ(ナミテントウ)が止まっていたので、これ幸いとアブラムシまみれになっているシシトウの枝に止まらせてみました。
ところがテントウムシは視野が狭いのか、大雑把なのか、しきりに枝を上り下りするのですが、アブラムシが進行方向正面にいて行き当たったときには食べるものの、脇にいるやつは気付かずに通り過ぎてしまい、うろうろするうちにアブラムシのほうがわらわらと逃げて行ってしまいます。
偏見なのでしょうが、私は昆虫に対して精密な機械のような印象を抱いており、ひたすら機械的に様々な処理を実行するものと思っていました。 ですからテントウムシもパックマンのモンスターのごとく、執拗にアブラムシを探し出しては貪り喰うものと期待していたのですが、残念ながら甘かったようです。
結局ろくにアブラムシをたべないうちに、どこかへ飛んで行ってしまいました。