きのこの編みぐるみ 〜 ムラサキヤマドリタケ
2011年 01月 03日
妻が編み物の余り糸で作ってくれたきのこの編みぐるみの第二十四作目、ムラサキヤマドリタケです。
昨年十一月の個展『役に立たないきのこの文化祭』でお披露目しました新作で、出すならやはり目を引く派手なものがあったほうがよいということで、作ってもらいました。
裏話になってしまうのですが、きのこの編みぐるみで意外に悩むのが色の表現です。 余り糸にぴったりくる色がないというよりも、色自体はほぼ合っているのに、実際編んでみると何か雰囲気が違うということが結構多いもので、このムラサキヤマドリタケもそんなひとつです。
模したのは右の写真で、色彩の派手さからこれを出すのは決まっていたのですが、傘の色をどう表現するかであれこれ悩みました。 実物では黄色の占める面積のほうが多いのですが、それを編みぐるみでやると別物になってしまうのです。
結局写真とは違うものの、図鑑の写真でもだいたいそんな感じということで、紫と黄色が半々になりました。
なお、今回も参考までに、交差法の裸眼立体視写真を載せています。